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2004.04.25

オースミコスモ

チューニーで堅いと考えていた福島牝馬Sでしたが、前夜、馬柱を見て・・・うむ。オークス以来凡走を続け、暮れのターコイズSでようやく結果を出したこの馬よりも、牡馬混合の関谷記念から強くなったオースミコスモのほうが良いのではないだろうか、なんて思い始めたのでした。

問題は背負う57kg。しかし相手は大した重賞実績を持たない馬ばかり。一頭だけ抜けて背負わされた57kgは、むしろ強さの象徴かもしれません。

というワケで急遽、軸はオースミコスモ。今の福島の馬場を含めて勘案しても、やはりこの馬の1着は間違いなし。と、格好の良い事を云って買ったのですが、なんと2着は伏兵マイネヌーベル。後方一気に差してきて、万事休す。ヒモにしていたメモリーキアヌとエリモピクシーは、無念の3,4着で馬連馬券は大外れ。

一方、クーリンガーと決めていたアンタレスSも、やはり京都ダ1800mなら、前走がコーラルS負けでも重賞実績のあるタイムパラドックス、と改心。それで、腐っても相手はマーチS組を狙って流したら、なんと2着には同じコーラルSのサイレンスボーイ。3.4着にヒシアトラスとクーリンガーが居て、馬連馬券は見事にハズレ。

やっぱり思考の出発点を間違っていたら、いくら思い直しても、的中には手が届かないものですね。どこかで以前の予想や考えが後ろ髪を引っ張り、惜しいところまで来て負けてしまいますわ。

今日で1回福島もおしまい。

開催週に万馬券をいただいて、最終日の今日、第7競走でも、13番人気菊沢騎手のおかげで、230倍を頂戴しましたので、やっぱり福島万歳なのでした。さて、こんどは新潟開催を待つとしますかね。(笑)

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2004.04.24

明日は福島牝馬だよ~

カブトヤマ記念というレースが名前を変えて、福島牝馬ステークスになりました。それまでのマル父限定から牝馬限定のハンデキャップ競走と条件が変わり、福島開催の最終日に行われます。暖かくなってきた時期の牝馬限定ハンデ戦ですから、はて上積みを取るか、仕上げの良さを取るか、はたまた馬場適正で一変する馬を探すか──興味は尽きない一戦ですね。

人気するのは、おそらく中山牝馬を勝ったオースミコスモ。果たして57kgを背負いきるかどうか。一方の人気馬メイショウバトラーは、いまの福島でハナを切って行き切れるか否か。

きょう土曜日の平場500万円条件の芝2000mの勝ち時計が、2.00.1でした。勝ったのは終始流れに乗って先行したシャコーブラザーズ。2着と3着は4コーナーでは中段待機。やはり定石通り、外から差し脚を伸ばして掲示板へ。しかもそれは人気の2頭でした。

勝ち時計は500万円条件にしては優秀なものです。

では、7レースの同じく平場500万円条件の芝1800mではどうでしょう。

こちらも1人気のメジロアービンは道中、中段から捲って上がり、4コーナーでは2番手へ。そのまま抜け出して、勝ち時計が1.47.9。これも500万クラスでは速い決着。レースの上がりは36.3。

どうやら、改善がなされた福島に芝コースは、馬場そのものの耐久性が(噂通り)大幅に向上して高速化。しかし馬場の内目が荒れて外の差しが届く。経済コースとばかりに内ラチ沿いを逃げる馬は、展開の助けが無ければ不利。こんな感じでしょうかね。

すると福島牝馬Sの人気2頭は、どちらも馬場、あるいは展開が不向き。先行できる脚力があって、持ち時計があって、差しなら外寄りの枠の馬。ハンデ戦なので、最後の1ファロンで切れる斤量の馬。これらのボックスで買ってみたら当たるかも知れませんね。

斤量、脚質で有望なのはチューニー。外へ持ち出してニシノムーンライト、1000万勝ちでも末脚のあるサンレイフレール。逃げなければ先行力を持つメイショウバトラーを連下に。

ところで今日のオーストラリアTは、2着のマイネルアムンゼンから3頭流し。相手は3,4,5着の3頭で、1着の武君を見限ってハズレ。やれやれ、ワイドにしておけば良かった。(;_;)

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2004.04.23

またハルウララかい

1個300円のお守りが販売中止になるそうですねえ。発売すれば必ず完売するハルウララ号のドルバコグッズでしたが──。

尻尾の毛が不足して、抜けたタテガミもお守りにして、それが動物虐待と云って騒ぎ立てて、どこまでも競走馬としては運の無い彼女です。けれども、この後、馬主さん方と一緒に映画を作るそうで、ま、それも一つの人生かも知れません。

地方自治体が運営する地方競馬に斜陽の時代が訪れて久しいのだけれど、弱い馬、負けた馬が人気を博して高知競馬に利益をもたらすなんて、騎手や調教師は、さぞかし不愉快な事にちがいないでしょう。

だって方々は、ほとんど命懸けで、あるいは人生を賭して一つの勝ち鞍を目指しているのですね。それが生業というものです。誰しも人は、生業をもち、だからこそ辛い事や苦しい事にも耐え忍び、大きな悦びを糧に、また明日を目指しているもの。そんな熱い仲間──ライバルの中に、一人だけ異なる価値を与えられた者がいたら、そりゃあ面白いワケないでしょう。

お守りだけでなく、かの日の大敗を喫した単勝馬券は、インターネットを介して20倍以上の価格で取り引きされているのだそうです。なにをか況や。

しかし、単勝1.8倍の馬券が、後に20倍もつくのなら、うーむ・・・それも配当か?

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2004.04.18

完敗惨敗皐月賞

ここまで外したら清々しますね、まったく。言い訳の余地もなければ、泣きつくところもありません。競馬なんてよして、競艇か競輪でもやってたほうが良いんじゃないの?──と自嘲してみても虚しいばかり。あ~、いったい何年競馬をやってるんだか。

それにしてもミルコ・デムーロという騎手は凄いっすね。レースの上がりが34.4という前残りの競馬ではありましたが、それでも澱みないペースについて行って、堂々の押し切り。結局、ハナを切る羽目になったメイショウボーラーは不憫でしたが、怪童コスモバルクを完全に封じ込めたのは立派な騎乗です。しかも、そのデムーロはテン乗り。

勝ったダイワメジャーは500万も卒業していない条件馬。スプリングSの3着は見なくちゃなりませんが、自身の上がりは36.3。直前の坂路をラスト11秒台でまとめるなど、デキだけで勝ったような皐月賞でした。完璧に仕上げた上原師の面目躍如ですね。

さて、次の冠はダービー。皐月賞組は、どうやらコスモバルクだけで良い模様。メイショウボーラーは、さすがに2Fが長いでしょうし、コスモサンビームよりはバルクのほうが強いことが判りました。後方で成す術もなく沈んだハーツクライとブラックタイドは、いくらなんでも負けすぎ。あとは青葉賞の様子見ですかね。アドマイヤビッグの仕上げが待たれます。

やれやれ、なんのためにステップやトライアルを見てきたのやら。惨敗馬券はとどまる処を知りません。トホホ。

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2004.04.17

マイラーズカップとサイドワインダー

後方一気で追い込んだサイドワインダーでしたが、届かず4着。9頭立てのレースで、どうするのかと思っていましたが、まったく正攻法の後方待機でした。逃げるエースインザレースに並び掛けるローエングリンを見れば、向こう正面でまくって上がっても良かったかも知れませんね。

レースは結局、金杯でサイドワインダーをねじ伏せたマイソールサウンドの勝ち。しかし今回は5馬身近い着差の間に、ローエングリンとエースインザレースがいました。

追い込み一辺倒の脚質を武器にするなら、高松宮記念のデュランダルのように、力ずくで間に合わせるだけの強さが欲しいところ。そんな詰めの甘さがG1馬とサイドワインダーの役者の違いでしょう。中段に付けて差しきったマイソールサウンドの強さが際だったレースでした。

さて、明日は皐月賞。

社台ファームの威信をかけて出てくるハーツクライと、外厩制度のお墨付きを盾にあくまで[地]を貫くコスモバルクの、果たしてJRAはどちらにクラシックの第一冠を渡すのでしょうか。

曰く、同馬主なら人気薄から買え。コスモサンビーム-ハーツクライの50倍見当でいかが?(笑)

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2004.04.15

皐月賞の単勝

相変わらず当たらないクラシック戦線なのですが、それでも皐月賞は開催されてしまうのですねえ。せっかく見つけた穴馬でも、なかなか馬連馬券に辿り着けません。トホホ。

しかして皐月賞。外厩制度が導入され、怒濤の勝ち鞍を挙げるコスモバルクと五十嵐騎手の、いよいよ本番。聞けば美浦の延長された坂路より強いトレーニングができるビッグレッドファームを使うとか。こうなるとバルクの人気は益々上がるのでしょう。

が、はたしてJRAがそれをおめおめと指をくわえて見ていますかねえ?(笑)

なにしろコスモバルクはマイネル/コスモの一員でありながら、なぜか(地)とはせず、[地]のまんま中央競馬に参戦し続けてクラシックに挑むのですね。メイセイオペラがフェブラリーSを勝ったときとは、JRAも受けとめ方が違うと云えましょう。

なんて、うがってみたって仕方ないのですけれども、そんなワケで皐月賞は橋口厩舎のハーツクライ。単勝でいけると思うのです。

名乗りを上げるクラシック候補も、トライアルやステップで勝ち負けが見えてきました。

朝日杯のコスモサンビームはスプリングSでケチを付けてしまったし、ブラックタイドはラジオたんぱの負け方が気に入りません。前走は差しに回って美しい競馬をしましたが、さて皐月賞でもう一度、器用な競馬ができるかどうか。メイショウボーラーのほうがむしろ、コスモバルクの展開を利して連下に残っても不思議ではないとも思います。

なぜか昔から2歳(旧3歳)では強いマイネル/コスモの競走馬たちではあります。いろんな予想が錯綜する皐月賞ですが──。

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2004.04.11

武君ってねえ...

昨年の2着馬はシーイズトウショウでした。武豊を鞍上にしたアドマイヤグルーブに信頼を寄せて、シーイズとアドマイヤで勝負。結果は2,3着で馬連馬券は外れ。軸馬はシーイズトウショウと言い続けていただけに、惜しいハズレでした。

そして今年の桜花賞。

やはりチューリップ賞から量って強いと思ったアズマサンダースを軸に据え、相手を探したのでした。1人気のダンスインザムードは関東馬。しかも前走は分の悪いフラワーカップ。鞍上は昨年、絶大の信頼を裏切った武豊騎手。この馬だけは買う必要なしと決め、アズマサンダース流し。

先団を形成する馬群の中に、ダンスはいつも通りに追走。1000メートルを59秒で通過。速いペースです。これなら後方のスイープトウショウが間に合わせるか、バルジューを配した(外)マルターズヒートの位置取りが絶好か。いずれにしてもダンスの脚は残らないと見えました。

予定通りアズマサンダースは4コーナーから進出開始。が、前のダンスもグングンと伸びていきます。あれよと見る間にゴール板。勝ち時計は実に、昨年のスティルインラヴの1.33.9(桜花賞レコード)を上回る、1.33.6。この馬は、強いっすね。

というワケで、今年も武君と反りが合わず、大ハズレ。昨年のシーイズといい、今年のアズマといい、桜花賞の2着馬予想だけは完璧なのですが...馬券になりません。(;_;)

ときにオークス。たぶんダンスインザムードが勝つでしょう。

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2004.04.10

シーキングザダイヤ

直線も残り250メートルにさしかかった道中で、シーキングザダイヤはまだ中段馬群の内。ハナを行くナムラビッグタイムが粘り込むところへ、先行勢が襲いかかりました。馬群が固まったゴール前で、いつのまにか外へ持ち出している武君。

前が開けばもう、待った無し。シーキングは一騎だけグイと抜け出て、終わってみればニュージーランドTの勝者。母シーキングザパールが制したNHKマイルCに王手を掛けた見事なレース。この馬は、強いっすね。

しかし2着したのは、最後方から追い込んだ岡部騎手とナイストップボーイ。こっちのほうが驚きました。

復帰後の岡部騎手は、ベテランの技を見せつける腕で、重賞の掲示板に乗ってきていましたが、ついに連対。追い込む岡部騎手にはあまり覚えがないけれど、ラッキーだけで2着できるほどハイペースではなかったこのレースですから、いや、こちらもお見事!

しかるして馬連は1-3で17,580円。16頭立ての16番人気ですからねえ。ま、当たるワケありません。(TT)

さて、明日は桜花賞。1番人気のダンスは抜けにするとして、まずはチューリップ賞で強く見えたアズマサンダース。続いてそのレースを差しきったスイープトウショウ。初出場の(外)マルターズヒート。この辺りですかね。当たると良いなあ。

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2004.04.04

景気いいねっ、福島

今日の福島は12レース中の実に6レースで万馬券が乱舞。こんな派手な一日も珍しく、もしかしたらJRAの記録になっているかも知れませんね。

9番人気の穴馬を軸にしたと思ったら、相手が11番人気とか、12番人気。まさか自分で選んだ穴馬よりも、さらに人気薄を連れてくるなんて思いませんから、ま、当たるはずもありません。が、一応、4Rの130倍だけはいただきました。(笑)

ところでダービー卿と大阪杯。

ウィンラディウスを(やっぱり思い直して)疑ってかかり、マイネルソロモンからの勝負でした。相手はマイネアイルでも何でも来い、という感じだったのですが、まさか同じマイネルの馬だなんて。

そういえば昔、ダイワの2頭で決められたり、シルクの2頭だったり、同馬主のワンツーって、ねえ。

一方、大阪杯では、カンファーベストの藤田騎手に託しましたが、惜しくも3着。やっぱりハズレであります。え、マグナーテン?

#関谷記念のころから苦手な藤沢厩舎の馬です。(号泣)
#これで天皇賞(春)はスッキリしました。リンカーンとザッツね。

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2004.04.03

福島競馬

今年も始まりました、春の福島。裏開催の醍醐味は、日頃は勝てない減量騎手が、アッと驚かすのような見事な騎乗で大穴を開けることです。

ベテラン騎手から見習う事も多いけれど、一か八か自分のセンスで乗ったレースで結果を残したら、一まわり大きく成長できるのではないかなあ。

土曜日の福島では田辺騎手、長谷川騎手の活躍が目立ちました。逃げてみたり、差してみたり、それは多彩な騎乗テクニックが見られ、ええ充分に愉しめました。

え?馬券ですか?

ま、吾妻小富士だけ格好を付けましたが、他は例の如く大ハズレ。でも、いいのですよ、若手騎手の成長に期待しながら馬柱を読み、競馬を聴いて過ごすのは、ビッグレースには無い醍醐味なのです。

若いの、がんばれ~!

明日はダービー卿と大阪杯。ラントゥザフリーズとウィンラディウス、2枠からなんてどう?(笑)

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