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2004.05.30

助かった・・・ハイアーゲーム

 強かったですね~、キングカメハメハ。あの府中の直線で押し合い圧し合いをしている馬群の中から、一頭だけグイと一伸びする根性は素晴らしい。久しぶりに勝負根性のある馬と競馬を見せてもらいました。松田師もG1三連発で悲願達成。いや、本当にお見事でした。

 一方、2番人気を死守したコスモバルクは、珍しく道中で後ろを振り返る騎手の姿がありました。いかにも後ろのダイワメジャーとキングを意識したか、とても残念な結果でした。自身は2400mの体力を持っていたと思うのですが、600mを残し、外を回らせて先頭に立ったのでは、とても勝ち目がありません。むしろ、出鞭を入れて引っかかり気味に大逃げを打つマイネルを行かせ、2,3番手追走で良かったのですがねえ。

 ところで、ハイアーゲームがダービーを勝ったら、大損害を被る約束をしていたので、蝦名騎手の手綱さばきは気になりました。もし勝っても被害が無いように、ハイアーゲームの単勝保険を買っていたワケです。

 予想よりも前でレースを進めた蝦名騎手は、1000mの通過タイムが57秒そこそこだった事を感じていなかったとも思えませんが(後藤騎手の大逃げに惑わされたのですかね?)、結果としては、ハーツクライに足下をすくわれる格好になってしまいました。本来は、立場が逆と思っていたのですが・・・。

 キョウワスプレンダ以下の馬は、超ハイペースに利して後方から突っ込んできたようですが、これは力差。掲示板が精一杯だったようです。

 しかし、今回の超抜レコードの決着で、やや先行気味に走って、しかも400mを追い通しでいながら最後の一完歩。キングカメハメハの強さが印象的な優駿でした。

 さて、昨日の金鯱賞の結果をさぼっていましたが、信頼を寄せていたザッツザプレンティが、なんと3着。勝ったのは、堂々のG1馬タップダンスシチーでした。

 まあ、 金鯱賞で牝馬を推すのは近年、危険でしたね・・・アドマイヤグルーブと雌三冠馬。

 ところで、このザッツという馬は、どうもムラ駆けが目立ちます。道悪上手はわかりますが、道中の勝負処で捲って上がれなかったら、その後はほとんどやる気なし。そんなに気性が悪いようにも見えないのですがねえ。

 それに昨年の3歳は、ちょっとレベルが低いのでしょうかね。三冠馬、二冠馬が誕生するので、ちょっとビックリしましたが、弱い者同士で競って二、三冠だったように思えてきました。なによりも、有馬記念でシンボリクリスエスにぶっ千切られたあの着差こそが、実は力関係だったのかも知れません。

 えーっと、今日の中京5R。障害競走で170倍をゲット。今年6本め。これでまた当分のあいだ遊べまする。(^^;

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2004.05.23

阿々、3歳牝馬よ・・・

 ダイワエルシエーロの単勝を買わなかった自分がいけないのです。クィーンCを勝ったとき、明らかにオークス向きと直感し、桜花賞で負けても優駿はこれと思っていたのでしたが、何も配当を見て馬連を買いに行かなくても、信じる馬の単勝を勝っておけば・・・。

 ダイワエルシエーロは果敢に逃げ切りましたが、かつてオークスを制したトニービン産駒、ウメノファイバーとそっくりなんですね。ああ、なんという後悔。

 それにしても、エンドスイープの距離適正を考え直さねばなりません。ほとんど短距離向きと思っていたのですが、どうも母タバサトウショウのお父さん(母父です)ダンシングブレーヴの血統を色濃くしているのか、府中の2400mを虎視眈々と追走。坂を越えた最後の1ハロンで一気に来ました。こんな末の切れ味は、はやりお父さんの特性なのでしょうね。

 桜花賞でアズマサンダースに◎を打って、武君を見切ったために馬券は外れ。オークスでダイワエルシエーロに◎を打って、仕方なく武君を買いに行ったら、こんどはNG。これなら単勝を勝っておいたほうが被害が少なかったなあ。やっぱりトホホなG1戦線です。

 ところで東海ステークス。アンドウォールまではドンピシャでしたが、鞍上を見て手を引いたタイムパラドックスでしたが、それが災い。やっぱり中京大好物と2着して、こちらも相変わらずの惨敗馬券。

 いまどきの競馬は馬が3割、騎手が7割なんていうのですが、どうして、どうして連対率が1割に満たない高田騎手でも、来るものは来るのですね。

 新潟も終わってしまったし、ああ、来週からどうしよう・・・。(;_;)

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2004.05.22

ト、トレジャーって![目黒記念]

 チャクラにとっては、もう完璧な舞台でした。天皇賞を4着で駆けて調子は上向き。得意の府中コースで、しかも2500mに距離は短縮。さらには相手弱化のG2となれば、もうほとんど不動の軸馬。充分に単勝が狙える組み合わせでした。

 ハナを切ったニシノサブライムを行かせて、ミドルぺースで流れる中盤は、ほとんど柴田騎手の予想通り。勝負所で気合いを付けて、残り600mから進撃開始。

 長く良い脚で、府中の直線を登り切ったところ。前目につけて残っていたダービーレグノも、予定通りの馬券。内ラチに沿って伸びてくるタニノエタニティも予測通りの馬券。あとは、何故か馬場の真ん中で先団から離れようとしないトレジャーが落ちていけば完全に読み切った目黒記念なのでした。

 ゴール前。脚色が怪しくなったのは、トレジャーではなく、なんとタニノとダービー(おいおいっ)。

 最後は2頭の追い比べ。予定通りチャクラが制したものの、脚色が揃った2着以下の体勢は変わらず。馬券? そんなもん当たるワケありません。

 それにしても、ねえ、2200mまでなら実績を持つトレジャーでしたが、終わってみればお父さんはブライアンズタイム。2500mを走りきる背景はたしかにありました。が、何も前走にマーチSなんか使わなくても良いではありませんか、藤沢さん。

 ところでアイホッパーの1番人気って、いったい何が根拠なのでしょうね。天皇賞(春)を4着した実績馬をよそめに、さらにはメトロポリタンSを勝ちきった馬を差し置いて、奇怪な単勝人気ではありました。

 というワケで、またしても無理矢理に外された重賞でしたが、明日はいよいよオークス。鞍上に武君を配したダンスインザムードは、前日売終了時点で単勝1.2倍。昨年のスティルインラブに続く2冠が、果たして生まれますかね。8-13で103倍も付くのなら、これ1000円、買ってみようかな。(笑)

 中京では、東海S。こちらは人気が割れて、混戦模様を呈しています。アンドウォール、サイレンスボーイ、ビワシンセイキが本線。タイムパラドックスは、鞍上に大きな不満を感じるので、残念ながら──。

 と、余談ですが、今週は3会場がすべて左回りのコースなのですね。何が理由か知らないのですが、こんなのも珍しい日程と云えます。だいたい関東で2会場、関西圏で1会場という組み合わせ自体、一年を通しても滅多に無いことなのではないかなあ。

 今日の中京3Rに、人気を被りながら敗れたカネトシプロスパーがありました。1コーナーで外に膨らむ不器用さから、仕上げや距離の云々よりも左回りが苦手かも、とたんぱラジオの解説の方。

 いや、それは尤もな事です。手前を替えるのがヘタクソな馬はありましょうし、生まれつきの左下手もあります。それを思えば、輸送のリスクを背負ってでも馬の適正を考えて戦略を練る厩舎の作戦は、今週に至っては選択の余地も無い不憫な状況。なんだか、どうも不自然さを禁じ得ませんね。

 新潟があと一日あることに気づいたので、明日は新潟で遊びます(だって。中京には栗東の名手がいっぱい集まってるんだもん)。

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2004.05.21

中京競馬開幕

巷では優駿牝馬のダンスインザムードで持ちきりですが、今週は2回中京の開催週ですねえ。春から夏にかけての時期は、どこかで裏開催があって、やたらと嬉しいのです。(笑)

競走馬である以上、少しでも格上のレースで実績を挙げる事が使命なのですが、裏街道には、それを夢見て一所懸命に走る、ちょっと強い馬や、ちょっと弱い馬がたくさん出走してきます。いずれも勝ってこそ、という、やはり宿命的に生まれ育ったサラブレッドたち。

大きなレースの予定が無い競馬場には、栗東や美浦から、また地方競馬から交流競走として、一流とまでは呼ばれない騎手も、また大挙して集まります。でも彼らは職業ジョッキー。勝てば株が上がり、負けたら食い上げにもなりかねない勝負師なのですね。

そこに新人ジョッキーが混じって、さあゲートイン。

もう、みんな一か八かの奇策や、先輩後輩入り乱れての心理合戦。一方では馬も、バタバタの追い切りだったり、どう見ても太め残りの休み明けなのに、なぜかゴール前で豹変、あるいは「かまし」のはずがブッチギリなんていうビックリ競馬があったりします(とりわけ現級勝ちのある馬には要注意っすね)。

そんなワケで中京競馬。裏街道の味わいも、ええ競馬の醍醐味なのでありまする~。

(オークスって、ダンスの相手は誰でしょうね。一応、4枠2頭? それともダイワ? あるいはグローリアスデイズとか? 自信無いっす(^^;)

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2004.05.16

一応的中、新潟と東京

まったくもう、博才が無いというか、お人好しな馬券ではありました。いずれのレースも様々なデータを検証した結果、東京はウィンラディウスから6点、新潟はマイネルアムンゼンとファイトクラブからそれぞれ4点を流す馬券で的中していたのに、結果、新潟のアサカディフィートや、東京のマイネルソロモンを警戒して、儲け損なってしまったです。

1400mの東京は、やや重。予想通りギャラントアローとエースインザレースが前でレースを引っ張りました。直線では外からフィートソーファスが──。しかし、大外には府中大好物のトニービンの子、テレグノシスが急襲。内を割って伸びてきたウィンラディウスと、最後は一騎打ち。

しかも、この馬場でレコード決着というのですから、いや、あっぱれ。

ところで、たんぱラジオのアナウンサーは、最後にグイっと伸びたウィンラディウスを見て、ウィンクリューガー...おいおい、そりゃ新潟でしょ!(笑)

その新潟も、やはりやや重。今日は差しに回ったメイショウキオウを含めた5頭の叩き合い。件のウィンクリューガーも、一時は先頭に立つ大健闘でした。NHKマイル以来、なかなか結果が出せなかっただけに、一挙の距離延長は奏功しましたね。元々、お父さんのタイキシャトルも、2000mはこなせると囁かれながらマイル~スプリント路線で完結。息子が、それを証したような一競走でした。

勝ったマイネルアムンゼンは、昨年のエプソムC以来の勝ち星。左回りと長い直線が合っているようです。2着したハレルヤサンデーは新潟の芝コースは5割の連対率を持っていたものの、2000mは初体験。最後はよく踏ん張りました。鞍上の後藤君に寄るところも、大きかったかも知れませんね。

というワケで、久しぶりに2レース的中。

楽しかった5回新潟も、今日でおしまい。来週から、ワクワク中京競馬場が開催となります。梅雨の時節は難しいのだけれど、福島、そして小倉へと夏競馬へ向かうのですね。ああ、いと楽しきかな裏開催。(笑)

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2004.05.15

新潟競馬邁進特別

邁進特別といったら、驀進特別と並ぶ新潟の名物、直線1000mの電撃競走なのであります。

かつての直線レースは、とにかく行った行ったの早い者勝ちでしたが、やがて二の足の早い馬が有利になり、いまでは先行、差し、追い込みまでが届く難解な競走になりました。

また、ラチを頼りに走る馬の癖もレースに微妙な影響を及ぼし、大外枠、最内枠が有利だった昔とは違い、いまでは前に馬を置いて走られる中枠の差し馬が台頭する時代。騎手の駆け引きや、馬の気性が大きくレースを左右するのでしょうね。

ましてや、息が入らない1000mで逃げ切るためには、相当なスタミナがあるか、さもなくば圧倒的な強さの違いがなければなりません。

さて、今年の邁進特別。4歳1000万条件の1000mで、勝ち時計が0:55.3。あきらかに時計がかかっています。人気馬は総じて早い持ち時計がありますから、推定タイムを0.5秒も超過するこのレースは、あきらかに波乱。勝ったメイショウイッテキは大外16番でした。

ここを目標に来たマキシマムスピードは0.3秒遅れの4着、昨年の2着馬レッドヴィーナスにいたっては、最下位の16着。おおよそ前が止まってしまった様子が窺えるのですが、レースはどうだったのでしょうねえ。というのも、結果しか知らないゆえ・・・。

馬券ですか?

そんなの当たるワケないっす。メイショウイッテキから流したのでしたが、別定のこのレースで上位人気が総崩れでは、もはや手の着けようがありません。2着は16頭立て16番人気のエバーワイルド。3着に14番人気のアフレタータでとどめを刺して、三連複は150万円。(どなたかがこんな馬券、持っていたのねん)

ところで新潟の1000直と云えば、ヨイチキナコという牝馬がありました。先週、休養開けで出てきて負けてしまいましたが、彼女は一昨年の邁進特別を制した、直線競馬の申し子のような馬でした。

厩舎の指示か、馬主さんの要望か、たった一度だけマイルを試されて以来、どうもズブくなってしまったようで──。当時のアイビスサマーダッシュには有力と思っていただけに、ちょっと惜しまれる牝馬でした。

というワケで、明日は新潟記念と京王杯。

新潟のアサカディフィートは臭いですねえ。京王杯は、マチカネアカツキで仕方ないのかな。

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2004.05.09

完敗NHKマイルC(;_;)

それにしても強いではありませんか、キングカメハメハ。たんぱラジオの受信状態がよろしくなく、ゲート入りが終わったら雑音ばかりで、あんまり聞こえなかったのですが、それでもゴール前の実況で「──キング...」とやっていたので、『ああ、やっぱりシーキングザダイヤか。で2着は...?』なんてワクワクしていたのでした。

たんぱラジオは、そのまんま聞こえなくなってしまって、JRAのウェブページへ。

なんと、勝ったのは同じキングでも、キングカメハメハ。しかも2着したのは皐月賞組のコスモサンビーム。たしかに朝日杯の勝ち馬ではあります。

道中の位置取りが聞こえなかったので、通過順を後で見てみると、中段から抜け出した2頭の決着だったのですね。シーキングザダイヤはそれよりも僅かに前にいたようですが、これで7着は完敗。山藤賞と同じ勝ち時計だったNZTはレベルが低いと云われていましたが、なるほど、そうだったのですかね。

例によって、完全に外れた馬券でしたが──。しかし、マル外のためにG1に格上げし、さらにそれまでの2000mから1600mに距離を短縮したNHKマイルCです。クラシック競走がマル外に解放され、ステップレースのNZTが中山開催に変更されてしまった今、ここを目指す理由とは何なのでしょうねえ。

と、どこから読んでも負け惜しみというか、負け犬の遠吠えなのでありました。とほほ。

持ち込み馬とは云えマル市のキングカメハメハ。いや、お見事!

3着に粘ったメイショウボーラーが、密かに格好良く見えたのは私だけかなあ・・・。父タイキシャトルの面影を持って、古馬になってからでもいいから、なんとか名マイラーになってもらいたいっすね。今日は先行抜け出し。先行勢が軒並み10着以下に負けた長い直線で、収穫ある3着でした。

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2004.05.08

NHKマイルCと新潟競馬

ハーツクライが後方から差しきって、2着したのがスズカマンボ。皐月賞組みのミスティックエイジが3着入線し、京都新聞杯はガチガチの本命サイドで決着しました。昨年のチャクラ、一昨年のファストタテヤマなど、波乱の立て役者を探した予想は、ま、見事に大ハズレ。なかなかうまくいきませんね(毎度の事ですが)。

明日は3歳の最強マイラーを決めるNHKマイルC。母シーキングザパールの勲章を付けて、NZTを差しきったシーキングザダイヤが出走します。誰もが評するように、前走で中段から差した様子から、やはり連軸不動という様相ですね。

相手は、こちらもやはり人気するのはマイラー風味の皐月賞組み。そしてクロフネを育てた厩舎が送り出す、毎日杯からのキングカメハメハ。この3~4点で平穏に収まりますかねえ。

なにしろ皐月賞の好走馬は、間隔が近すぎます。かのタニノギムレットでも3着に負けて、連対さえ逸してしまいました。一方、東京マイルとは言え、毎日杯の前はすみれSを使ったキングは、かのクロフネと比べては、さすがに不憫な市場馬。

すると、かつての定石通り、腐ってもマル外。なんて簡単にはいかないかな。(笑)

ところで1回新潟も3日めを終え、ようやく常識にかかってきました。この競馬場とは、あまりよろしくない相性だったのですが、今開催は薄気味悪いほど近似値的な予想をしています。

ちなみに今日の結果は、どうせ当たらない午前中の未勝利を1点買い、午後の平場から特別競走を3点買いにして、ほとんどのレースで1着3着、2着3着、悪くても連対馬の1頭は選出している好調振り。逆に云えばもどかしい事、この上ないのですが。そうして10レースで53倍をゲット。すんなり片目が開いた新潟でした。

有名なジョッキーが有名な馬に騎乗し、有名なレースを走っているころ、裏開催と呼ばれる新潟競馬では、なんとか自己条件を克服しよう、と沢山のサラブレッドが懸命に走っています。これが、なかなか面白いのですわ。はっはっは。

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2004.05.02

あっぱれ、横典ようっ!

しっかし見事な逃走劇でした。イングランディーレが前に行くことは新聞に書いてありましたが、ウィンジェネラーレが控えた時点で馬券は紙くず。逃げてこその馬が控えては、まるで目がありませんでした。それにしてもザッツの着順はどうですか!

3200mのスローペースは誰にでも予測できたはずですが、淀の2周めに横山騎手が引き離しにかかったとき、安勝は動かず。これが不可解でした。逃げ切りを警戒した武君でしたが、差し脚を持つリンカーンを動かすも、少し位置取りを上げただけ。無理もありません──元々適正を超えた3200mの道中で捲って上がったら、もう最後に脚を残すことなんて、到底できない事は知っていましょうから。

ですが安勝とザッツは違います。4コーナーで先頭に並びかけるはずだったザッツは、直線を向いても中段を動こうとしません。万事休す。

漁夫の利を得たのは、ゼンノロブロイとオリバー騎手。

ちょうど昨年のジャパンカップと同じような展開で、たまたま取り付いた2番手で流れに乗り、そのまま2着でフィニッシュ。レースの上がり36.1は、おそらく勝ったウィンジェネラーレの上がりと大差無いでしょう。後方から追い込んだ各馬は、せいぜいサンライズジェガーの8着。完全に横典マジックに封じ込められたのでした。

それにしても馬連368倍で、よく済みましたねえ。(笑)

印象的だったのは、勝利ジョッキーのインタビューでした。盾取りを成し遂げた横典の、なんとも申し訳なさそうな喋り口と所作は、どうみても「逃げ切ってしまって、スンマセンねえ」とした感じで、終始、目が泳いでいましたっけ。なにせ観衆の大半がハズレ馬券と悔恨の念を握りしめているのですから。最後の一言──あまり人気じゃなかったけど、応援してれたみなん、ありがとうございました──ですってさ。(笑)

ちなみに単勝は7100円でした。

依然として当たらない重賞戦線です。(号泣)

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2004.05.01

ハイアーゲームおめでとう

それにしても強い競馬でした。1000mの通過が59.2。一見ゆっくり流れるように見えた府中の4コーナーで、シェルゲームのオリヴァーは、ちょっと焦ってしまったようです。終わってみればレースの上がりは34.1。完全に差しのレースとなって、ハイアーゲームは2馬身半差をつける完勝。ついでに岡部騎手のホオキパウェーブにまで差されて、シェルゲームは3着。

賞金が足りないハイアーゲームは、どうしても青葉賞で勝たねばなりませんでした。他の馬も同じ条件。そうすると騎手は、どうしても早仕掛けになってしまう心理になるとか。オリヴァー騎手を責めるのも気の毒な事ですが、戦況を虎視眈々と見極めた蝦名騎手に一日の長があったという事なのでしょうね。

勝ち時計は2.24.1。これも立派な時計です。

このところ青葉賞から来る関東馬がダービーで活躍するケースが目立っています。ハイアーゲームも、本番で答えを出せると良いですね。振り返ってみれば、皐月賞を2着したコスモバルクは、百日草特別(500万条件)を勝ち、そのとき2着したのがハイアーゲーム。因縁めいたダービーになりそうです。

さて、明日はいよいよ天皇賞。

勝つのはザッツザプレンティ。サンデーサイレンスの子供たちには、ちょっと過酷な淀の3200mです。もしかしたら、タマモクロスの子が、春秋の天皇賞を制した偉大な父の面目を保つかも知れません。というワケで、相手はウィンジェネラーレ。鞍上は、このところ上り調子の、やはり蝦名騎手。

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