今日は数年ぶりに馬券を買わない一日でした。年間の購入レース数は1000を超えていますので、だいたい一日平均10レース(購入額は極めて乏しいものですが)。的中率は10%程度でしょうか。なにしろ平場で100倍以上の馬券を買いますので、ほとんど当たりません。(^^;
と、そんな競馬を楽しんでいましたが、このところの負けは甚だしく、重賞の度に馬連を外して馬券貯金は破綻寸前。ちょっと小休止なのです。平場レースというのは、中1週~中2週、場合によっては連闘も珍しくないので、日頃のレースを見ておかねば、なかなか予想も難しいのですね。それで毎開催に10レースも買うようなワケなのでした。
それは良いとして、今日は福島の10R「雄国沼特別」という伝統ある1000万条件の芝1800mだけ、しかも単勝1点を買いました。3歳重賞で名を馳せたタイムウィルテル、スズノマーチらが自己条件に戻って走る競走です。この時期は降級馬が優位にレースをしますから、こうした馬は人気も被ります。
そこで──と見たところ、福島を勝ち越している6歳牡馬、マイネルバンガードが3番人気。11頭立てのレースで勝つと思ったのは、これでした。結果は的中。単勝5.1倍ですから、大した事は無いのですが、それでも無駄な馬券無く、きっちり稼げるのは、効率も良いものなのですね。条件馬のレースを見てきているからこそ見抜いた、自分的には会心の単勝1点買いだったのです。
さて、単勝馬券と馬連(複式馬番連勝馬券)は、いったいどちらが有利なのでしょうか。
馬券の特性は様々ですし、配当にもよりますから、断言することはできません。しかし、確率論でいうなら、単勝なら最大でも1/18。一方、馬連は13頭立てでも78通り、16頭立てなら120通りもの組み合わせの中に、的中馬券はたったの1点。ほとんど狙い打ちなんて、できないような確率です。
しかしながら競馬は、馬の強さや実績、調子が、あるいは騎手や馬場といういろいろな因子が絡み合って、ある程度の予測ができます。誰もが勝てないと思っている単勝の不人気馬は、やはりほとんどの場合、連対できません。ですから120通りある馬連も、実際にはその半分か2/3程度の数が妥当な線なのでしょう。
それでも尚、馬連は当て辛い。件の1-3着を始めとして、思わぬ2着馬が飛び込んでくるのです。
この外し方には、ちょっとした特性というか性質みたいなものを感じます。
騎手は、当然ですが勝つ事を目的に馬を走らせます。勝てば条件をクリアできるか、重賞ならタイトルを獲得する事ができます。そして、賞金が入ります。ポイントは、これ。賞金。
どんなレースでも掲示板に載せれば、賞金が獲得できます。本賞金以外でも、報酬はあるわけですね。すると騎手は、勝てないまでも、賞金だけ獲りに来るでしょう。そう、言ってみれば2着狙い。騎手は、勝ちに行くときには、勝たせるように馬を走らせます。それは位置取りであったり、ペース配分であったり、追い出しのタイミングであったり。いわば正攻法で馬を走らせるのですね。ところが2着狙いは違います。
叩き合っての2着3着は違いますが、あわよくば着に来させる走らせ方は、正攻法で勝ちに行く走らせ方とはまるで違う騎乗術がありそうなのですね。虎視眈々と2着を狙ってくる騎手がある──だから、連下の予想はかなり難しいけれど、単勝の予想は、もしかしたらうんと解りやすいのかも知れません。
そんな事を考えつつ、プロキオンSは、おそらく勝ちにくるのは2頭。武君を鞍上に配するエイシンハンプトンと、小牧騎手を起用してくるニホンピロサート。
昨年の暮れからつばぜり合いをする2騎は、夏場の現時点、どうやらエイシンハンプトンに分がありそう。距離短縮で末を生かせる上がり馬。阪神ダは2.3.0.0となれば、たとえ1番人気でも仕方ありませんね。という次第で明日は、エイシンハンプトンの単勝1点買い。
6月19日20:31現在の単勝は、3.3倍。頼んだよ、武君!(笑)