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2004.07.31

乗り替わり

乗り役さんは、自分の思い入れた馬に乗るために調教師に依頼をしたり、厩舎の側から騎乗依頼があったり、はたまた馬主さんの意向で乗る馬が決まったり、いろんなケースがあるようです。

現代競馬は馬が3割、騎手が7割と云われるほど、鞍上の手腕に依るところが少なくありませんから、馬と騎手の関係は、馬券を買うときにも重要な理由になるのであります。

お手馬と呼ぶ主戦騎手の不振を立て直すため、敢えて初顔合わせの騎手と馬を組み合わせる事もあります。馬の気性や体力、癖などを知り尽くした騎手ではなく、一か八かの奇策に出るのですね。テン乗りの巧い騎手は、だから重宝されたりするのでしょうね。たとえば柴田騎手は、テン乗りのヨシトミなんて呼ばれたりします。

函館競馬の馬柱を見て、9R。HTB杯は 3歳1000万円下条件の牝馬限定戦。昔からある有名なレースです。

聞くところによると──それで古新聞で検証してみたら、函館で逃げ馬、先行馬に乗る藤田騎手は、物凄い連対率を持っているのでした。9Rでは、逃げ馬メジロマリーにその藤田騎手が騎乗する、と書いてあります。これを買わない手はありません。(ひっひっひ、馬連の軸は盤石やん!)

今日は仕事で短波ラジオも聞けないので、朝のうちに馬券を選んで、ちゃっちゃと投票したのでした。そして夕方(さっきだよっ)。

新潟のメイン競走で10倍の1人気馬券が当たっただけで、半ばふてくされながら、しかし50%以上の期待を込めて、HTB杯の結果を見たのでした。軸は1番馬。相手は1番人気のエルノヴァ、6番。

ほほう、エルノヴァは勝ったか。んで、2着は・・・ん? おや、1番馬ではないのねん、、、はて、なんで?

まあ、仕方ない、いくら逃げの藤田とはいえ、100%連対とはいかないもんね、まあ、仕方ない。それでは、いったい彼は何着だったのかねん?──と、着順表を上から順に見下ろすも、騎手欄に藤田の名前が無いじゃありませんか。れれれ?9Rではなかったっけ?

んならメジロマリー、1番馬は?

・・・じゅ、12着! あの藤田が、、、って、小野次郎じゃんか。ひぇ~!

何があったのか知らねども、いつのまに乗り替わりになっちゃったのかい?小野君のメジロマリーなら、最初から買いましぇん。(ToT)

ところで明日の関屋記念。

◎ブレイクタイム
○マイネルソロモン
▲ミッドタウン
△チアズブライトリー
×トーセンダンディ

上位3頭で決まったら、ちょっと儲かります。(笑)

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2004.07.28

関屋記念とブレイクタイム

新潟の夏のマイル競走です。近年では中距離を走るマグナーテンが、あるいは夏馬オースミコスモが勝ち、少し遡れば切れ味抜群のリワードニンファが差しきるなど、脚質や性別、年齢や距離を問わず、いろいろな馬が連対しているレースですね。

短距離志向が良いとか、中距離実績が必要とか、牝馬に注意というような傾向があれば馬券も絞りやすいのですが、今年の出走登録メンバーを見ても、人気が割れることは容易に想像できます。

金鯱賞を2着したブルーイレブン、実力馬と囁かれたミッドタウン。そしてNSTオープンを勝ってきたマイネルソロモンといえば、かつてブラックホークで関屋記念を2着した国枝栄師の教え子。いずれも色気満々の顔ぶれです。

京王杯オータムハンデで58キロを背負って勝ったブレイクタイムも出走予定。7歳とは云え、休養が多い分だけ、まだまだ馬体は若々しいとか。

はて・・・。ブレイクタイムにブラックホーク。この1-2着は、そう忘れもしません、引退レースで悲願のG1を勝ち取ったブラックホーク。そして2着に粘って波乱の立て役者となったブレイクタイムのの安田記念ではありませんか。阿々、なんて悔し懐かしい。

それまで粘り強く先行しては、ゴール直前で誰かに差されて2着に惜敗してきたブラックホーク。だれもが強いと認めているのに、なぜかタイトルが獲れない悲運。太い首差し、黒く輝く鹿毛の馬体が、いつも印象的な馬でした。

安田記念では、それまでの先行脚質を転換せねば、やはり府中の長い直線では憂き目を見ることは火を見るより明らか。泣いても笑ってもこのレースが最後なら、きっと一か八かで追い込んでみるしか無いだろう──きっと横山騎手も国枝師も、そう考えているにちがいない。

そんな思惑から、9番人気まで人気を下げたブラックホークから流した馬券でした。

ゴール前。予想は当たり、後ろから物凄い脚でブラックホークが差してきます。「よ~しっ!それで良い、いけ、充分に間に合う・・・」と、目で追いかけたブラックホークが差したのは──あん?誰?10番?はぁ???ブ、ブレイクタイム~っ!

というワケで、せっかく期待通りの展開で勝ち馬を見抜き、その馬から流した馬券でしたが、オアシスSなどというダートを使って安田記念に来る馬なんて、当然ですがアウトオブルッキング。しかも(当たり前だけれど)自身は15番人気。馬券の難しさを思い知った一戦でした。

その後、ブレイクタイムは距離やコースを試されるように、様々な競走に出て、圧勝するかと思えば大きく期待を裏切ることも。そして休み明けの関屋記念。芝、ダート兼用の豪脚が、新潟の高速馬場で是と出るか、非と出るのか。

かつてのライバル、ブラックホークに思いを馳せて、今回はブレイクタイムから行ってみようかな。

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2004.07.25

函館はくぼ

まあ、良いんですけどね。この時刻にレースを開催されると、つい馬券を買ってしまうじゃありませんか。

函館記念のあっけない決着に、波乱を予想して大ハズレを喰らったものだから、そりゃあもうドタマに来ているわけです。賭け事は熱くなったら負けと解っていても、弱いものなのですねえ、、、精神力。

今日の函館はくぼでは、順当に勝ちを狙うメジャーカフェには仕方ないと思っていました。思っていたのだけれども、函館記念で負けているだけに、人気馬を買いにいく冷静さを失っていまして、穴は誰かと探しにいったのでした。

そうして抜擢したのがチアフルスマイル。鞍上は函館男、藤田騎手。5走、3走前に同条件を3着で駆けた実力馬です。今回は3度めの昇級戦。

目の付け所は悪くないのですけどね。阿々、そこから先が哀れな馬券。もう、メジャーカフェなんて眼中にありません。こんな人気馬が来るなら、最初からこのレースの馬券は買わないとか、勝手な事を思ってですね、自身の6番人気から下に向かって馬連を考えるのです。

さて、4コーナー。3番手に追走していたメジャーカフェは、定石通り先頭へ。後ろから上がってきたのは、チアフルスマイル。よし!、行け!、差せ!と叫んで先頭に並び掛けたところで、次には、おい!、止まれ!、誰か来い!、阿々・・・ゴール板。

3着はワンダーボーイで、こちらも人気サイド。万が一メジャーカフェがコケても、残るのがワンダーボーイでは、やっぱり馬券は当たりません。

目星を付けたチアフルスマイルなら、仕方ないと思ったメジャーカフェに向けて買っておけば良いのに。出来上がりは15倍。

#なんて勿体ない!

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函館競馬ってねえ(函館記念)

荒れそうに見えて堅い。堅そうなのに波乱。近年の函館競馬は、どうもこんな感じで相性が良くないのですが、函館記念もまた、例外ではなく大ハズレ。

念のために4頭をボックスにしてみたら、連対した2頭はおろか、ワイルドスナイパーにまで差されてタイガーカフェは哀れ4着。ほかの3頭は、まったくやる気も見えない惨敗でした。

1000mの通過が59秒そこそこ。淀みないラップで逃げたタマモヒビキと2番手で折れ合ったヒマラヤンブルーでした。4角の手前でおっつけて粘るタイガーカフェを横目に、ファインモーションが先頭へ。あらら、ずいぶん手応えが違うのねん。

後方のウィンシュナイトたちは何をしていたのか・・・直線で内から伸びたのはクラフトワーク。粘るタイガーも最後の一完歩を余して、新人藤岡騎手に差されておしまい。函館組が連対すると思ったのですが、やっぱり厳しい函館競馬ですわ。これで1-2人気なのですから、世間の人たちは上手いっす。とほほ。

小倉では障害競走。

昨日の障害未勝利で、2年近い休養明けのシーアンバーが仲田騎手によって1着、2着に10番人気のエアレバンナが入線して馬連1500倍の大波乱。まあ、当たるワケもありませんが。

そんな競馬を見てビビリながらも、1人気のロードプリベイルを推してみました。人気も去ることながら、装蹄師のコメントにあった「普通の馬は障害を走った後、くるぶし辺りが発熱したり腫れたりするが、ロードプリベイルの足首は柔らかく飛越が巧み。着地がとても上手い」を聞き、それなら信頼してみようというワケでした。

こちらは的中。しかし連下と考えていた人気馬クールジョイは、珍しく金折騎手が落馬。やはり競馬は何が起きるか分かりませんね。

こんな様子で重賞戦線の20連敗は辛うじて阻止しましたが、しかし平地に限ったらいまが連敗中。阿々、トンネルは長いぞ。

ところで小倉競馬の番組って、こんなに未勝利がありましたっけ? 今日でこそ6レースが500万条件でしたが、昨日までは新馬を挟んで午後の7レースも未勝利競走。なかなか難しいっすねえ。

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2004.07.22

函館記念展望

エイシンガイモン以来、当たった試しのない函館記念です。

ところで奇妙な噂を聞きました──あ、函館重賞とは直接の関係が無いのですが──このところ、どこの競馬場でもレコードが連発している様子をみて、ある新聞記者がJRAを問いつめたそうです。

オリンピックなどと同じで、たしかに記録はいつか破られるものなのでしょう。それはトレーニングの方法や道具の進化によって少しずつ向上し、個人の運動能力が卓越したとき、新記録が誕生する。競走馬も、馬具や調教のたまものとして、新たな記録がうち立てられます。それにしても・・・。

記者によるとJRAは、芝コースにまんべんなく砂を撒いていると。

要するに芝を短く刈ったと似通った状況を作り、いわば軽い芝へと調整しているというワケなのですね。だから安田記念などでも、仮柵を取った内ラチのグリーンベルトでなく、馬場の中程でもラストが伸びるという塩梅。ツルマルボーイの安藤騎手は当日、平場のレースでそれを確かめていたと云います。ふむ。

メイン競走で砂の事を知っていた騎手がどれほどあったのか、みんな知っていたのか、いまや知る術もありませんけれども、馬場を管理するJRAが、こうした事柄を積極的に公開しない姿勢があるとしたら、なんだか納得のいかない馬券ではありますね。

と、当たらない馬券の腹いせ話しデシタ。さて、函館。

57キロを背負うファインモーションが如何かという焦点になりそうですが、負けた後で「フケ」が出たと云うしみったれた言い訳が気に入らないのでアウト・オブ・ルッキング。

函館っぽい馬を探せ──と着眼し、ウィンシュナイト、ヒマラヤンブルー、タイガーカフェを巴賞から。そして安藤騎手のトーホーシデンに注意。七夕賞組みは見限ります。

はたして重賞20連敗を阻止できるか。(^^;

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2004.07.18

公営の巧者、小牧太騎手

小倉3レースの事でした。芝1800mで争う未勝利競走。人気の2頭は武豊騎手のピサノクロス、小牧太騎手のクラシックローズ。後者は自力を示した後の休養明けでした。

馬柱を見て、人気を落としている幸を鞍上に配したシルクラビッシュを抜擢。1点だけ馬連を選んで買ったのですが、そのとき悩んだのが先述の2頭でした。結局、相手には信頼性抜群の武君を選び、ゲートオープン。

幸が先行して進むレースは淡々と運び、小倉の4角を回っても人気の2頭は後方待機の模様。

おいおい、前が止まらないと云われる開催週の小倉にあって、君らはそれで間に合わすつもりかい?

やおら進出を始めたのは、ピサノクロスでした。馬場の中から脚を伸ばして・・・と、大外から一気にクラシックローズが猛追。抜け出したシルクラビッシュを追いかけます。来るのは武か小牧か──詰め寄ったのは、末脚に磨きをかけたクラシックローズと小牧騎手でした。武君は5着。

(ハズレ)ほほう・・・そっちだったか。重賞と同じ芝1800mなのねん。そして北九州記念。

ダンツジャッジとユートピアを直前で見限った馬券は、初重賞参戦でも武君のメイショウカイドウでした。メイショウバトラーは開幕週の馬場を活かして、時計的には早いペースで逃げます。追いかけるユートピア、ウィンクリューガー、また10会場重賞制覇を賭けた蝦名騎手のオースミコスモら。

武君は後方集団。そのもっと後ろに小牧騎手とダイタクバートラム。そして直線。手応えを残してメイショウバトラーが逃げ込みを謀るところへ、脚色が揃った先行勢。普通なら、このまま前残りの決着なのですが、先に動いたのは武君でした。そして半呼吸ほど後に、大外から(やっぱり、またしても!)小牧騎手とダイタクが急襲。

ゴール前では3頭が横に並び、ハナ、クビの争い。制したのは、小牧騎手とダイタクバートラム。勝ち時計は1441のレコード。2着に武君、3着にはメイショウバトラーが残ったのでした。

3レースが終わったとき、嫌な予感がしたのです。小牧騎手は、重賞で乗るダイタクの末脚を知っていました。また、自身も数年前にロサードでこのレースを2着しています。

北九州記念...というか小倉の芝1800mは、異例の高速馬場でありながら、しっかりした末脚を持つ馬なら、なぜか間に合わすことができるのですね。

小牧騎手は、3レースのクラシックローズでそれを確かめ、本番のダイタクバートラムで、それとまったく同じ──追い出しのタイミングも位置取りも殆ど同じように走らせ、馬の力で勝ち鞍を取ったのでした。いや、本当にお見事。

3レースを買っていただけに、ちょっと悔しいハズレ馬券でした(重賞なら、もう少し先行馬が踏ん張ると思ったのにねえ)。

ところで今年の小牧騎手は良いですね。これまで追い込みなんていう芸当は、ほとんど見たことがありませんで、どちらかというと流れに乗った先行抜け出しで結果を出してきた騎手だけに、近頃の鮮やかな差しや追い込みは、特筆ものに思えます。公営兵庫に希望をもたらす騎手。がんばって欲しいっす。

というワケで、今週もハズレで重賞18連敗。

来週?函館記念?・・・ダハハ、、、あきまへん。(ToT)

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2004.07.17

小倉競馬開幕!

開催週の小倉は超高速馬場で有名で、能力通りの快速馬が勝つかと思えば、思わぬハイペースで前が総崩れという結末もあって、予期せぬ馬券が飛び出すことがあります。騎手にとってもきっと難解なコースで、それだけに醍醐味もありますね。

函館でこてんぱんにやられて、もうはや万策が尽きた競馬でしたが、なんだか地元が開幕を迎えたようで、いそいそと難解な馬券を買いに行くのでありました。

相性の良い小倉。2レースは1-2番人気の決着でしたが、3着の人気薄を捕まえていて、いきなり惜しい馬券。これなら行けると思ったのだけれども、そうは問屋が卸しません。その後は、馬連の人気サイドは連対するのですが、やはり穴馬を捕まえるのは難しいですね。

穴を開けたのは、秋山、石橋、畑端、武豊、それに角田の各騎手。新人組の騎乗は少なかったのですが、それでも函館のように、いきなり連対するのかと思ったら、意外やそうではない模様。やはりバンク付きコーナー、小回り、驚くほど短い直線、と小倉には特異な環境があるのでしょうね。

さて、明日は北九州記念。ダンツジャッジとユートピアで決まってしまうのかなあ。アーメン。

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2004.07.13

北九州記念

小倉開催で、いよいよ夏競馬の季節が到来。夏の牝馬、夏の上がり馬、と季節ならではの醍醐味が味わえる競馬シーズンです。

小倉と云えば、平坦小回りのトリッキーなコースで、昔から小倉巧者が活躍するのですが、改修以来、中央競馬きっての高速馬場とも云えましょう。なぜなら、いち早くスパイラルカーブと呼ぶコーナーの構造を導入し、カーブの半径が小さいにもかかわらず、スピードを殺さずに走り抜ける事ができる、魔法のコーナーが小倉にはあります。

改修後の初開催で、あのアグネスワールドが芝1200mの日本レコードを叩き出したのは、いまだ鮮明な記憶となって残っています。たしか・・・1.06.5でしたっけ。

なにしろ直線が短いので、どんなレースでも開幕週近くは、4角を5番手以内で回ってこなければ、まず連対ができません。ダート1000mレースなんて、もう1コーナーの通過順が、そのまんま着順なんていう事も珍しくなく──。しかし、ジョッキーもそのことは周知で(当たり前ですが)少なくとも6ハロン以下のレースでは、誰しもが先団に取り付こうとして、壮絶なゲートが見られます。

場柱の戦績を見て、追い込み脚質と思われる馬が、小倉に来るといきなりハナを切ったり、そういう意味での奇策が奏功し、大穴が出るような始末。もう、予想も何を頼って良いのやら。追い切りやオッズを見るよりも、厩舎関係者のコメント「今回は行かせます」とか、唐突にブリンカーを付けた馬を買ったほうが面白いかも知れませんね。

さて、開幕週の小倉では、伝統の一戦「北九州記念G3」が行われます。

ハンデキャップ競走だったかと思うと別定になって、またハンデになって、三度別定に。その斤量が微妙に影響するのか、実績のある牝馬が勝てない不可解なレースでもあります。

今回は、栄光の三冠馬スティルインラブが出走しますが、果たして勝てるか否か。このところ俄然と安定してきたオースミコスモも出走。さらには冬の小倉で逃げ切ったメイショウバトラーも54キロで登録。一方で牡馬は、エプソムカップ2着のダンツジャッジが重賞タイトルを狙って出てきます。他、小倉巧者も勢揃い。

いずれの馬にもチャンスがありそうに見えるのですが、牝馬で要注意は56キロでもオースミコスモ。穴ならビッグゴールド。単まである連軸はダンツジャッジ。

どないでっしゃろ?(^^;

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2004.07.11

重賞17連敗達成(号泣)

依然として金欠状態が続く中ですが、それでも週末の競馬は待った無し。ハナ差の3着も無情ですが、馬券屋の悲哀を無視しても行われる競馬もまた無情。

函館を見限って福島と思った途端、今日の北海道は胸のすくような波乱が続発です。乏しい通帳が祟って今日はほとんど馬券を買わなかったけれど、もしも数千円のお金があったら、福島で見事に沈没しているところでした。いや、競馬とは難しいものです。

さて、100円の馬連を1点ずつ買った2競走でしたが、はっは、やっぱり続いて大ハズレ。

まず福島で七夕賞。いささか出負けしたメジロマントルの吉田騎手は、手綱を押してハナへ。半馬身差で追走する◎メイショウキオウは、先行させたら巧みな大西騎手でした。1000mの通過は、アナウンサーによると62秒ちょっと。なかなか良い落ち着いた流れです。

4連勝しても1000万条件を勝ったばかりのメジロマントルは、予想通り重賞のペースについて行けず、3角過ぎの勝負処で脱落。変わってハナに立ったのは、我がメイショウキオウ。併せて後方からカゼニフカレテや人気のロードフラッグが進出。

ここで先行巧者、大西騎手は、ちょっとしたミスを犯したように見えました。

押し上げてきた馬に気づいて、何を思ったか手綱をしごき、直線へ。福島競馬場は小回りコースですが、最後にわずかな坂があります。逃げ馬や先行馬が、最後の一完歩で差されるのは、どうやらこいつが原因のよう。

ゴール前ではハンデ競走らしく追い比べになったのでしたが、はやり定石通りにメイショウキオウは、後方から一呼吸遅らせて直線勝負にかけたチアズブライトリーに捕まり、さらにマーベラスダンスにまで差されてしまいました。しかし2着したのは、エプソムカップを18着で負けて来たストロングブラッド。馬場の内で粘っこく足を伸ばした根性は、たいしたものですね。鞍上の手腕も、さすがという印象でした。

少頭数でも荒れる、やっぱり七夕賞。これにて重賞16連敗。

一方で阪神。G1馬アドマイヤグルーブが、まったく格の違いを見せつけた圧勝レースでした。着差こそ3馬身でしたが、実況を聴くに、その末脚といったらもう・・・たった1頭だけ性能の違うエンジンを乗せた自動車が草レースに混ざっていたが如し。

阪神の直線を臨んだ各馬が、押し合い圧し合いに坂を駆け上がる中にあって、アドマイヤグルーブは暢気に後方集団の一角。チアズメッセージが抜けだし、マイネヌーベルやチャペルコンサートが追いすがるのを横目に、馬場の大外からラストスパート。この脚は凄いっすね。実況曰く「い~っきに先頭を捕らえましたっ!」って。

自己ベストの追い切り時計は出したものの、反応が鈍いとか、いろんな事を云っていましたが、まあ、さすがはG1馬ですね。マーメイドSは、とにかくG1馬を軸にせよ、と判っていたアドマイヤグルーブを外して、ま、重賞は17連敗。

さて、来週の福島から出直し・・・と思ってみたら、七夕賞で2回福島はおしまいなのねん。(;_;)

来週は、夏の名物、小倉が開催です。得意の競馬場だけに、ここから後半戦の出直しですわ。

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2004.07.10

万策尽きた馬券野郎(;_;)

函館の競馬は、こんなにも堅いとは・・・。あ、いえ、今日は何年かぶりに馬券を買わない一日でした。何故って、その、銀行の預金残高が無くなってしまったので(そりゃそうですわ、あれだけ連敗したら(^^;)一休みなのです。七夕賞とマーメードSは、小粒な馬券で参戦します。

それにしても、函館は読めません。馬券は買わなかったけれど、なんとなく予想してみた馬券は、すべてハズレ。というか、ほとんどのレースで三桁配当。だいたい函館といったら荒れる傾向にあるのに、どんな理由なのか考えてみたいものです。

多頭数の、しかも格上挑戦馬と降級馬が一緒に走って、さらに洋芝の得意な馬と平坦小回りが得意な騎手が入り交じって、函館は、荒れるレースが読みやすいものでした。

ところが今開催といったら、平穏か波乱かの予想さえ歯が立たない有様。手も足も出ない状態です。

まず目立つのは、例年の函館ジョッキー──函館コースが得意な騎手──に加えて、新人の活躍が著しいこと。それも人気馬にまたがって、きっちり結果を出していることでしょう。一方で、昨年まで北海道シリーズになって手腕を発揮していた騎手(田面木、小林徹、小野など)が不振で、穴を開けられないこと。

それでも函館専門の騎手たちは、掲示板には載っています。ということは、減量の恩恵があるにせよ、若手騎手の上手い騎乗が、函館名手を封じ込んでいる、ということかも知れません。

ま、どっちにしても、もう函館に妙味を感じられなくなってしまったので、そうですねえ・・・福島にしましょうかね。(笑)

マーメードSはアドマイヤグルーブとメモリーキアヌ。休み明けのチアズメッセージがどうか。七夕賞はロードフラッグ、ヤマノブリザード、メイショウキオウ。いずれも波乱の目は少ない模様。はたして?

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2004.07.04

まだダメか・・・函館(TT)

ゴール前の僅か1メートルでした。

持ち前の速力を活かしてハナを切り、すがるサクラタイリンを振り切って、直線。満を持して抜け出してきたシーイズトウショウには交わされたものの、これなら予想通りの展開。イチオシ馬券がゴール板目指してやってきたのです。ふむふむ、これなら──。

と、あと50メートル。最後方から馬場の外を使って伸びてくる馬が一頭。いやいや、まだ大丈夫。あと20メートル、10メートル・・・並んだところでゴール。大丈夫?(^^;

まさかねえ、本当に差されているなんて思いませんでしたが、馬券とは非情なものです。ハナ差でも、負けは負け。函館SSの2着馬は、8番人気のゴールデンロドリコでした。

ゴールデンロドリコの産駒と云えば、もう数年前に引退したココロ号という名前のダート馬がありました。900万円条件で止まってしまったサラブレッドでしたが、後方から追い込む姿が、どこか重なってしまうのでした。

それにしても、一度は手中に収めたと思った馬券でしたが、人気サイドのサニングやアタゴを見限って勝負に出たのでしたが、阿々、これで重賞は14連敗。

一方で福島の3歳限定重賞では、複勝圏内で推したハットトリックが9着に惨敗。対抗視したケイアイガードは来たものの、こちらも馬券にならず、しめて重賞15連敗。いよいよトンネルが長くなってきました。とほほ。

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2004.07.03

再び函館競馬

徹底的に負けた先週来の馬券でしたが、気を取り直してまたまた参戦。あまりの難解さに昨年は、恐れを成して尻尾を巻いて逃げ出した函館競馬でしたが、今年は、まだ冷静でいます。しかし、荒れると思ったレースが堅くて──という予測不能の函館では、依然として掴みようのない状態が続いている模様。

今日の函館は登録頭数が少ないとは云え、朝からガチガチ。12レース中8レースが三桁配当。一方で500倍を超えた大波乱が5Rで飛び出して、傾向も雰囲気も無い一日だったようです。

朝から多忙を極めて予想できなかったので、おおよそ馬券を買うことができず、結果的に損をせずに済んだような終日でした。それだけに・・・明日は、朝から波乱含み(!?)(というような予測が役に立たない函館(^^;)

ところで函館SS。

G2以下ならシーイズトウショウを警戒。出足の悪いサニングデールは見限って、函館男が騎乗するサクラタイリンなんていかがでしょうか。

ラジオ短波賞では、うーむ・・・よくわかりませんが、人気でもハットトリック。はたして──。

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