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2004.08.31

夏の小倉組(2歳S展望)

タイキシャトルの子、メイショウボーラー。ザグレブの子、コスモサンビーム。いずれも昨年の小倉2歳Sで結果を出し、後の3歳限定重賞で気を吐いてきた強者です。

競馬を教えてくれた先達が曰く「小倉組じゃろ? ダメダメ・・・」と。夏の小倉と云ったら、こんな風に昔なら、使っただけで一格下に見られたものでした。

確かに──前年の暮れにデビューさせた有力馬は、春先に賞金を加算しておいて、暑い夏場は牧場で休養。さもなくば秋の季候の良い時期に満を持してデビューという具合に、とにかく夏を避けていたものでした。だから夏の小倉は強い馬が手薄で、そんな時節に未勝利を勝ち上がっておこう、と美浦からも大挙して馬運車が集結するのでした。

平坦で小回り、1700mのダートでも前に行った者が勝つという馬場ですから、気性が落ち着く前の幼い馬には、格好の競馬場だったのかも知れません。

ところがどうでしょう。近年では少し様子が変わってきたようで、冒頭の二騎は、圧倒的な強さでG1を連戦しました。強い事は認めていても、馬券を練る課程では心のどこなき『小倉組でしょ...』と云う囁きがあり、ついぞ馬券は当たらなかったのでした。

かかる経験を活かさぬでは猿も同然、まるで格好がつきません故、今年はしっかりと見極めましょう。少なくとも、将来のG1は別にして、来週の小倉2歳Sでは、やはりエイシンヴァイデンには逆らえないと考えるのです。

小倉を知り尽くした瀬戸口師による馬でもあり、鞍上の福永君も小倉の芝1200mは熟知したところでもあり、最終追い切りをするまでもなく、もはや盤石と思えるのです。

相手はツルマルオトメ。新馬を佐賀の名手、鮫島騎手に任せて楽勝。2戦めは新潟まで遠征させてのダリア賞で柴田騎手に手綱を渡して2着。再びの小倉では、武豊を配しての参戦ですから、これも揺るがせない事かも知れません。

ところで福永君の小倉の芝1200m(単勝1-2人気)は、まあまあの実績なのですが、武君は、意外や脆さを呈しています。死角があるとすれば、こちらかも知れませんね。ちなみに安藤騎手は、小倉の芝1200mでは3番人気以下で連対したケースが殆どありません。

一方、新潟でも2歳Sが開催されます。依然として苦手な新潟なので、まあ後藤君に任せます、はい。

もう一つ。札幌では珍しいダ1700m重賞、エルムSが開催されますね。こちらは水曜の追い切り後に──。

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2004.08.29

また惨敗[新潟記念]

ありゃま、やっぱりスーパージーンにやられましたか・・・。前を走らせたら天下一品の中館騎手ですから、ちょっと警戒気分だったのですが、勝ち切ってしまうとはねえ。いや、お見事です。

小倉にあった大量の鞍を置いて新潟へ出張した安藤騎手は、手堅く連を確保。一応の格好をつけたレースでした。

連下に予想したエイシン二騎と、実績馬チアズは惨敗。夏に強くて新潟が得意とするエイシンハリマオーでしたが、まあ、昨年とはデキが違いました。なにしろ昨年のハリマオーは連闘で重賞に2着したのですから、まさに夏の上がり馬。

叩いて良化を見込んでみたのでしたが、ちょっと走る気がしないようですね。はっきり云って13着は負け過ぎ。

というワケでレニングラードから3点を流した馬券は、今日も惨敗なのであります。およよ。

ところで三連複に沸く小倉ですが、今日は少頭数のレースばかりで、いまいち食指が動かない一日でした。それでも頑張ってみたのですが、う~む、果たして負けが込むばかり。

坂路一番時計を出したヒューマを三連複の軸に推した北九州短距離ステークスでは、期待通りに2着に踏ん張ってくれたのでした。冗談で加えていたダンツキャストが前にいたので、これなら当たりとばかりに両手を上げかけたら、なんと外からすっ飛んで来たのがフサイチオーレ。ひょえ~っ!

直線で狭いところへ突っ込んだゴールデンキャストは、無惨にも8着でっせ。

7R。(6)人気レーヴドグロワールが軸の三連複では、福永君を見切ってハズレ。6Rは(8)人気ローレルオスカーを捕まえていながら負け。4~6点の馬券でいい線はいくのだけれど、今一歩なのでありました。

小倉も来週末で閉幕。あと2日を残すのみとなりました。あと一本の万馬券で取り返せるのになあ・・・。

たったいま終わった小倉12R。トーセンザオーは買ってないぜ。ぺっ!

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2004.08.28

375,370円だってぇ!

人気している馬が今日は、朝からことごとく掲示板を外す大波乱が続いていました。台風が上陸して小倉で荒れ狂う前に、馬券が大きな荒れ模様。たんぱラジオのパドック解説の彼女でさ、そんな洒落を口にするほどの有様。3回小倉5日めは、そんな一日で幕を開けたのでした。

少頭数のレースは読みにくいので馬券は敬遠しているのだけれど、アナウンサーも曰く「こういうレースこそ意外に単勝1倍台の馬が負けたり・・・」と。わかってはいても、的が絞れないので、やっぱり傍観しています。

ところが小倉ときたら、1レースから荒れ放題。この流れで15頭立ての3Rを迎えてみたら(そろそろ平穏になるかと思いきや!)、単勝1.2倍で1番人気の安藤騎手とミサキノハンターが5着に敗れる大波乱。

こんな事もあろうかと思い(うっしっし)タマモの小池君と村山騎手のブルースクデットはきっちり三連複に含めてありました。あとは前で粘るワンダータイトルか、あるいは中段から脚を伸ばすジェロニモで的中するはずが、後方から何を思ったか、8頭を牛蒡抜きにして突っ込んできたウォーターゼットン(14)人気。

これで三連複は375,370円。当たるワケないっすね。

まあ、辛うじて6Rの40倍に救われたものの、荒れ始めたら手が付けられない小倉競馬場でした。

ただいま15時40分。サマーステークスは(1-2-3)人気で安泰な馬券だったようです。なれば最終12Rは・・・?!(^^;

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2004.08.27

新潟記念[予想]

三連複馬券に作戦を変えて以来、二週続けての万馬券ですっかり気をよくしている今週なのであります。されど重賞戦線は相変わらずの完敗続き。いったい何時になったら負けを取り戻せるのやら・・・。今週は苦手な新潟競馬場で、これまた苦手な新潟記念が行われるのですねえ。

追い切り後のスポーツ新聞各紙を見る限り、あるいは出走馬の近走をかんがみて、印を打ったのは4頭。あとは競馬ブックの予想を検証して、馬連を考えるこの頃。その4頭とは、マーベラスダンス、エイシンハリマオー、チアズブライトリー、スーパージーンでした。レニングラードは注意扱い。

しかして競馬ブックを見て後は──。
◎レニングラード
△エイシンハリマオー
△チアズブライトリー
△エイシンスペンサー
──という感じの3点買い。

なんて判ったような事を云っているから馬券は当たらないのだけれども、どうも関東圏のレースは苦手なのです。

ところで坂口則師はエイシン2頭とスーパージーンの3頭出しなのですね。「同厩舎、同馬主は人気薄から買え」と云うのですが、果たしてエイシンの2騎は、どちらが人気するのやら・・・。とりあえず両方とも買っておきます。(^^;

一方、小倉の週末は台風の影響が心配です。普通の雨ならいざ知らず、台風ともなれば開催自体が危ぶまれる事も。

さて道悪となったら、道悪巧者が活躍するのですけれども、あまり馬場の巧拙を重視すると、やはり馬券は当たりません。馬場条件が悪化するのは、どの馬にも平等。ダートなどでは、むしろ力量差が顕著になったりして、結局は強い馬(実績のある馬)が圧勝してしまったり。

競馬に雨は付き物ですから、そういう事に気を配りながら馬券を買ってみたいっすね。

ちなみにBコースを使用している小倉の芝は、やはり傷みが酷いそうなので、なんとなく内枠は敬遠気味。しかしながら脚力のある馬なら、開いた内を利して差し込む事もあるようです。とりわけ1200mなどでは、内でスピードに乗せた差し馬は要注意かも知れません。

目指せ、三連複万馬券!(笑)

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2004.08.24

小倉万歳(2)

キャンプ生活に出張。さらに旅行が重なって、二週間ほどお休みした「惨敗馬券」でしたが、ようやく今週から復活です。どうぞ、よろしくお願いします。

いつもはJRAのI-PATで馬券を楽しんでいるので、いざコンピュータが手元にないとなったら、途端に慌ててしまうのでしたが、昨今では携帯電話という便利な物があって、さっそくJRA VANへアクセスしたのでした。なにしろ馬券を買うに当たっては単勝配当が重要な意味を持ちますゆえ、直前のオッズが見られないでは、なかなか不安なのでありました。

それがために月額315円。う~む、必要経費とは云え、100円馬券なら3点も買えるではありませんか!

そして必須ツールである週刊競馬ブック。これだけ揃えば、はっは、どこにいても馬券が買えます。(笑)

しかしながらキャンプというのは、本当に(予想だにしない)山奥だったので、スポーツ新聞の馬柱さえ無い無茶な競馬でした。出馬表と単勝オッズ、騎手名だけでは、やっぱり到底当たりません。小倉にて完敗。

続く京都では、へっへっへ金曜に新聞を買って深夜に予想。朝からちょろちょろと遊んでいたのでした。すると、どうでしょう、小倉3Rで目出度く130倍が転がり込んできました。さらに祇園の街を歩いている最中の黄昏時。豊前特別が行われ、これまた的中・・・と思いきや、なんとした事か馬番の2と3を間違えて購入。みすみす220倍を獲り逃してしまいました。阿々。

翌日の4日め、日曜日。こんどはI-PATの加入者番号を失念して、思ったように馬券が買えず。80倍相当の馬券を逃して、いやはや言い訳タラタラの週末なのでありました。やはり競馬はいつものスタイルが良いっすね。小倉もあと僅か。なんとか競馬場まで行きたいのですが。

今週は新潟で伝統の一戦、新潟記念(G3)が開催されます。いまだ登録各馬の名前とハンデキャップが発表されただけですが、果たして。ハンデ頭は重賞2鞍を持つチアズブライトリーの58キロですね。休み明けを叩いたエイシンハリマオーなんていかがでしょう?

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2004.08.15

競馬新聞

今週の土日は山へキャンプへ行くというので、競馬は、パソコンも無い電気も無い山の中で予想を立てる事になったのです。それでも山のふもとのコンビニで競馬ブックを買おうと思って探したのですが、なにしろコンビニさえ無い。仕方ないので、携帯でJRA-VANの出馬表などを見ながら、無理矢理に予想をしてみたのでした。

いつもの予想は、そりゃまあ前走や前々走なども参考にしますが、穴馬を見つけだすのは得てして競馬ブックの予想印や短評なので、JRA-VANの単勝オッズだけでは、なかなか競馬が見えてきません。

それでも無理矢理に・・・。

と、案の定というか、当たり前というか、人気サイドの軸馬すらも捕まえる事ができず、もう諦めムード。後で新聞を見せてもらえば、なんだそれなら選んでるじゃん──なんて自分に負け惜しみを云うような始末。やっぱり競馬新聞というのは、大切なものですね。410円は伊達ではないよう。

そんな中のクィーンS。オースミハルカを捕まえていたのですが、推したヤマニンシュクルは後方から一気にやってきたエルノヴァに差されて3着。2馬身の着差は、如何ともしがたい結果です。四位君は、どうも重賞になると甘い。

一方、小倉では、メイショウカイドウと武君が順調に勝ったというレース。4コーナーで手綱を押して2着に粘ったのがメイショウバトラー。力通りの決着というワケで、馬連配当は3.9倍。当たるには当たりましたが、これではねえ。

仮柵が設置される前の最終週だったので、ちょっと惜しい3回小倉の1日、2日ではありました。今日の結果を見てみると──う~む、(1)(2)(16)人気の三連複では、阿々、やっぱり当たりませんわ。

さて、来週は、当たりそうで当たらないアイビスサマーダッシュ、実力馬が始動する札幌記念。それに新潟ジャンプSがあります。当たれば良いのですけどねえ。

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2004.08.12

3回小倉芝1200m分析

重賞を控えて小倉の分析なんてやっている場合でもないのですが、どうやらメイショウカイドウは堅いようでもありますし、札幌のヤマニンシュクルも人気するようなので、来週から仮柵が設けられる小倉で高配当を獲るために──こんどは番組の多い芝1200mに焦点を当ててみました。

引き続き複勝圏内のデータです。

3回小倉の芝1200mで3着以内に入線した回数が、鞍の数は別にして4回以上の実績を残した騎手は、次の通りです。鞍数の多少は、相対的に騎手の腕や、調教師や馬主さんの信頼の度合いによって左右されるもので、その前提を持った上での3着内実績を採りました。ただし、岩田騎手のように、4鞍しかないのに、4連続3着内という豪腕は例外です。

佐藤騎手 8回 入着率.500
福永騎手 7回 入着率.291
幸騎手   7回 入着率.350
小牧騎手 6回 入着率.333
熊沢騎手 5回 入着率.384
安藤騎手 5回 入着率.333
池添騎手 5回 入着率.312
飯田騎手 5回 入着率.555
渡辺騎手 4回 入着率.333
高野騎手 4回 入着率.363
岩田騎手 4回 入着率1.000

ほうっ!佐藤哲三は、2回に1回も来ているのか。それじゃ彼が乗る芝1200mはすべて──。と思いたくなるのですが、この数字を調べてみるとですね、彼が3着内に入線したのは、ほとんどが(1~2)人気のとき。たった一度だけ(11)人気で大穴を開けています。

こんな検証をしてみると・・・。芝1200mですよ。

佐藤騎手 (2)人気以上のとき83% (6)人気以下は敬遠。
福永騎手 (4)人気以上のとき60% (6)人気以下は敬遠。
幸騎手   (3)人気以上のとき62% (6)人気以下は敬遠。
小牧騎手 (3)人気以上のとき100% (4)人気以下は敬遠。
熊沢騎手 (4)人気以上のとき60% (10)人気以下は敬遠。
安藤騎手 (2)人気以上のとき62% (3)人気以下は敬遠。
池添騎手 (4)人気以上のとき44% (5)人気以下は敬遠。
飯田騎手 (3~6)人気のとき80% (8)人気以下は敬遠。
渡辺騎手 (4~9)人気のとき44% (10)人気以下は敬遠。
高野騎手 (7)人気以上のとき66% (9)人気以下は敬遠。
岩田騎手 人気にかかわらず常に警戒すること!

目の覚めるような騎乗で魅了した安藤騎手は、今回の小倉では意外にも偏った結果になっているのですねえ。人気に応える事も騎手の仕事なのですが、(1~2)人気でもなんと62%の複勝率しかありませんし、(3)人気以下ではことごとく4着以下に敗れています。

一方で佐藤騎手の人気馬は、ほぼ間違いのない軸。穴なら飯田、渡辺、高野らが手頃な人気に支持されたとき狙い目となる模様。他では、野本騎手の(6)人気や、川田騎手の二桁人気なんていうのも面白いようです。

これで今週の小倉が楽しみになったのですが、残念ながら今週末はキャンプで山奥。辛うじて携帯は繋がるので、こいつと短波ラジオを頼りに馬券を買うしかないのでありました。土日更新のblogも、えーっと、土曜日はお休みいたします。m(__)m

小倉万歳!(笑)

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2004.08.10

もいっちょ

asahi.comに興味深い記事がありました。北海道を直撃した台風災害を超えて、2頭の競走馬がデビューを迎えた、と。

一口馬主になるような財力もない私には到底、馬主さんや生産牧場の方々の気持ちなんて、精々本で読むほどにしか知識が無いのですが、その境遇と経緯を聞かされると、関わった馬主さん、あるいは生産牧場、もしくは預けられた厩舎の先生方の気持ちが、ちょっとだけ解るような気がします。

かつての災害──火災などで死んでしまった競走馬も同じように、元々、商業動物としてこの世に生を受け、ほんの僅かなサクセスストーリーを目指して厳しい調教に堪え忍び、運や宿命を凌駕して生き抜く競走馬を思うと、台風なんている不慮の災いを乗り越えてデビューするなんて、それだけで名誉な事と思うのです。

が、勝ち上がって結果を出してナンボ。競走馬の性なのでしょうね。

どこまで行けるか判らないけれど、持てる力を存分に発揮して、ターフをダートを駆け抜けていってくださいね。

がんばれキセキノサイクロン。
がんばれスーパーハリケーン。
がんばれオオアラシ。

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小倉競馬検証

小倉競馬ではダート競走に特徴的な番組があります。芝の1800mや2000mはどこの競馬場でも見られますが、ダート1700mと1000mが異例に多いのは、関西圏では中京と小倉だけ。

厩舎も馬主さんも、馬の特質を鑑みて、この番組を目指して小倉へ遠征されるケースも、きっと少なくありません。その結果や如何に?──というワケで、3回小倉の全番組を調べてみました。

すると、やっぱりね。あるのですね、特徴的な事柄が。

三連複馬券を買うので、3着圏内の騎手を見てみたのです。それも小倉名物とも云えそうな1000m/1700mのダート競走に限って。

まず1000mダート。福永騎手の3着以上入着が5回。複勝圏を外した事が4回。これだけ見れば複勝率0.555ですが、人気を加味すると、5回の入着は一度の1番人気を含む、6~9人気という穴。むしろ1~3人気のときは25%の複勝率しかありません。

こうした点を踏まえて検証した結果、ダ1000mでは次のようなツボが出てきました。

赤木騎手の複勝率:(1)人気は100%。(3)人気以上でも60%。
福永騎手の複勝率:(6~9)人気は100%。(1~3)人気は25%。
内田騎手の(10)人気以下は買うな。

さて、これがダ1700mになると、もっと面白いのですね。お話はすべて複勝率です。

小牧騎手:(3)人気以上なら85%。(7)人気以下なら買うな。
福永騎手:(3)人気以上なら60%。(5)人気以下なら買うな。
幸騎手:(6~9)人気なら50%。(10)人気以下なら買うな。
古川騎手:(9)人気以上なら100%。(10)人気以下なら買うな。
岩田騎手:(9)人気以上なら100%。(10)人気以下なら買うな。

ところで穴というのは、騎手の腕によって生み出される事と、展開のあやで飛び出す事の両方があるように思えます。もちろん双方が関わり合っても結果は波乱となりますね。大逃げを打ってペースを乱したら大穴だったとか、前が潰れて最後方から流れ込んだとか。

当日の単勝オッズというのは不思議なもので、やはり二桁番人気にも下げられた馬は、よほど展開に恵まれない限り、上位へ来ることができません。そりゃあそうですよね。完璧に仕上げたピカピカの馬と、休み明けで重めが残った馬とでは、力関係とは別の差があって当然。

ところが5番人気~7番人気に指示された馬は、鞍上次第で──勝ちきれなくても──上位mに喰い込んで来ます。要するに騎手の一発狙いではなく、ジョッキーの作戦や騎乗技術で来るべくして来ている、と云えそうです。

すると、レース経験が豊富でいろいろな技術と作戦を持った騎手が、ちょうど(5~7)番人気に下げられたら、それこそ中穴馬をねらい打ちできるではありませんか。その相手が人気馬でも20倍前後の馬券が、もしも展開が紛れて人気薄を連れてきたら、はっは、万馬券はそこで生まれるのですねえ。(笑)

と、散々に手の内を明かしてみたのですが、こんなローカルブログですから、大した影響も無いでしょうから・・・。(^^;

って、こんな事をやっていて平場100連敗ですから、ほとんど信用ならないお話ではあります。お読みになった皆様、どうかご自愛くださいませ。m(__)m

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2004.08.08

小倉競馬は11番人気を買え!

負け続けた小倉競馬を攻略するために、新たに2回小倉の戦績を解析し、なんとなくヒントを得た今週でした。土曜日には目出度く120倍を獲得し、今日の日曜日。

小倉では、平場競走において(1)/(2)人気が揃って3着を外す事はとても希有で、三連複馬券の軸に据えるには格好の手段と解りました。では、人気馬を含めて高配当を獲るには、どうすれば良いか。おのずと人気薄──それも極端な人気薄を捕まえねばなりません。場合によっては単勝100倍を超える馬まで。

これに中穴人気の馬を交えた軸付きのボックス馬券で買い目を減らし、勝負するわけです。しかもレースは13頭立て以上の多頭数に限ります。

しかし、これだけではまだまだ組み合わせが沢山あり、馬券が増えてしまいますから、もう一頭、人気薄の傾向を探ってみました。すると・・・多頭数競走に限っては──単勝オッズにかかわらず──(11)番人気の馬が特筆するほど沢山あります。いえ、言い過ぎならば、(12)番人気以下の馬は、たった2頭。

ならば──かなり馬券は少なくなりますね。あとは、どのレースでどの馬を買うか。

小倉のダ1700mでは、小牧騎手がびっくりするほど3着以内に駆けています。同じく福永騎手も。ダ1000mでも同様の結果が。続いて赤木騎手、岩田騎手、古川騎手、渡辺騎手、川田騎手、と如何にも小倉巧者という顔ぶれなのですね。

その他、小倉の滞在馬。橋口師、瀬戸口師などの調教師。もちろん追い切りの様子や、降級条件馬などを加味しながら、馬券を洗い出すのでありました。

今日は午前中の未勝利競走で地味な馬券が当たっただけでしたが、6Rの280倍、7Rの100倍、9Rの130倍に王手をかけました。いや、まったく惜しいったらもう!

そんなワケで人気馬が人気に応えていてくれる間は、この馬券でいきます。

用心しなくちゃならないのは、3回小倉の2日目が終わったとき。仮柵が設けられて、人気馬がコケはじめたら、ちょっと戦法を変えて馬連でいきますかね。(笑)

え...、函館ですか?

これほど馬鹿々々しい馬券も久しぶりでした。なんたって◎に推したオーヴェールはカシマフラワーにまで差されて4着。他に紐として買った馬は軒並み二桁着順。おまけに、調子に乗って買った三連複の軸馬スズカフォイルは11着。彼女から10着馬、9着馬に向かって買った馬券ですから、はっは、清々するほどの大ハズレ。

やっぱり北海道って、遠い所ですね。とほほ。

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2004.08.07

兵庫の岩田康誠騎手って!

兵庫出身の雄といえば、先日の北九州記念で大外から追い込んだ小牧騎手が有名なのですが、もう一人、地方競馬在籍のまんま気を吐く豪腕ジョッキーがあります。とりわけ人気薄の馬を逃がしたら──何が長けているのか──実に巧みなペースでハナを取り、そのまま掲示板に乗せてしまう岩田康誠騎手。

昨年の阪神ジュベナイルFで10番人気のヤマニンアルシオンを逃がして、あわやG1奪取というところまで持ってきたのは記憶に新しいですね。ヤマニンシュクルが来なかったら1万円の大損害でした。

中央競馬しか知らない私でも、岩田騎手の手腕は知っているつもりなのですが、鞍も多く、どこで穴をあけるか予測がつかず、いつも警戒しておかねばなりません。

そんな岩田騎手の小倉。第6競走3歳未勝利ダ1700m。中段でじっくり構えるウェルバランス(6)人気は、4コーナーで先頭に立つと、直線だけで急追したアドマイヤプリンスを凌ぎきって、そのまま押し切り。見事未勝利脱出を果たしたのでした。

岩田騎手の好騎乗に余韻を残している第7競走。同じく3歳未勝利クラスの芝1200m。

果敢にハナを切ったテイエムポイントは、既走馬に混じって出走した初出走馬でした。おおよそ持ち堪える事も無いだろう──そう思っていた直線でもバッタリと止まったりしません。あれよあれよと云う間にゴール前。人気馬シゲルガンバレと前走で波に乗ったトーセンデイジーには差されたものの、終わってみれば3着。

これも厩舎の弛まぬ努力に騎手が実戦で報いた素敵な仕事です。ま、おかげで馬券は大ハズレでしたが。

阪神のG1の舞台でも、小倉や中京のローカルでも、岩田騎手は格好良いっすね!

──とハズレ続けた平場でしたが、昨日の検証の成果がさっそく出ました。さほどの高配当ではありませんけれども、今日の小倉の準メイン競走インディアトロフィー。8番人気トーセンエールを軸に三連複を買って、うまくオスティエンセが4着に敗れてくれたので、結果123倍。2着馬を軸に1、3、4着をボックスにしていた会心の馬券でした。これで6個めの100倍であります。(笑)

明日は函館2歳S。

どうにも自信が無いのですが、藤田伸二のディープサマーを連軸にしてみようかな。

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2004.08.06

小倉攻略馬券術(笑)

2回小倉は7日目を迎えます。

得意とする小倉競馬で大きな事を吹いておきながら、散々な目に遭わされていて、もはやオオカミ少年馬券とまで軽蔑されるのでありまして、このままでは余りにも惨め。まあ平場100連敗には暫くありますが、ここらで巻き返しておかねばなりません。

開催から数週間は芝のコンディションが良く、加えてカント付きのコーナーなので、飛んでもない時計が飛び出していました。週末の雨も少ないので、今開催は力馬というか速い馬が人気通りに上位へ来ると考えています。

3回小倉の前2日は現状のAコースを使い、後ろ6日が内ラチから3mに仮柵を設けたBコースになるそうです。府中などと違って仮柵が無くなって新たなグリーンベルトが生まれるワケではないので、さほどの有利不利は無いでしょうけれども、やはり外からの差しが届くようにはなるでしょうね。

先日の北九州記念でも、ダイタクバートラムの追い込みが決まるなど、芝1800mの展開では、後方の馬に注意が必要なようです。

と、御託を並べるのでしたが、問題は午前中の平場──それも未勝利競走をどのように攻略するか。ここまでの小倉を振り返ってみて、ちょっと面白い事象に気づきました。

小倉の午前中は(1)or(2)人気を軸に三連複を買え(少頭数立てを除く)。

うっしっしっ(#うっまっまっ...ですか?こんな事云ってるから当たらないんだな)。

実際のところ馬連大波乱のレースでも(1)or(2)人気馬は必ず3着に間に合わせています。これをヒントに馬券を組み立てれば、はっは、馬連の万馬券を買うよりずっと簡単に高配当が得られるのですねえ。さらに絞り込んだら、多頭数競走24レース中、約70%もの(1)人気馬が3着以内に駆けています。

というワケで、小倉万歳!

函館2歳ですか?

んー、んー、んー、一応、ラベンダー賞のオーヴェールでしょうかねえ・・・。んー、んー、んー。(^^;;

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2004.08.01

完全敗北馬券[関屋記念]

阿々、阿々、阿々。下手くそだね~、馬券買うのって。先週の小倉サマージャンプでシンメイロッチの複勝が当たっていなかったら、マジで重賞20連敗ですわ。自信をもって臨んだ関屋記念も、だから、まるっきり大ハズレ。情けないというか、愛想が尽きますね、自分に。

さて、また今日も短波ラジオが聞けない3時35分のゲートでした。

慌てて短波ラジオを点けてみたところで、こっちは雨が降って受信状態が良くなく、ラジオを振り回してみたり、叩いてみたいしたのだけれど(そんな事をしたって聞こえないものは仕方ないと知ってますがね。ちぇっ)、辛うじて声が聞こえたのは、確定した配当でした。

「・・・12 3,040円 、12-10 4,250円、ワイド10-12 1,120円、9-12 450円 ・・・」

はあ、10番って誰だ?、12番?、へっ?

NSTオープン、七夕賞、という臨戦課程を見て、何かは連対するけれど、同じレースではないだろう。そんな予想をしてみたら、確かにそうでした。勝ったブルーイレブンは金鯱賞、2着が七夕賞からここへ来たロードフラッグ。なるほど、良くできていますね。

終わってみれば鞍上は、新潟が得意な田中勝春ですってね。今開催の新潟は、田中騎手、柴田騎手、後藤騎手を買っておけば間違いない、と解っていたのでしたが、しかしそれで決まって30倍とは恐れ入りました。

レースを聴いていないのでJRAが発表した通過順を見る限り──期待のブレイクタイムは2番手を追走。マイネルソロモンは後方集団。1000mの通過が58.4。新潟マイルなら、驚くほどのハイペースでもありません。これを見ながら勝ち馬ブルーイレブンが追走し、ゴール前でレースが動いたという感じですかね。2着した伏兵ロードフラッグも、5番手の好位集団の一角だったようです。

後ろから追い込んだマイネルソロモンとトーセンダンディでしたが、いまの良馬場では差し届かず。チアズブライトリーには苦しい馬場と展開でしたね。やはりマイルはちょっと忙しいと見えました。不甲斐ないのはミッドタウン。逃げるか、さもなくば前々で流れに乗らなければ見せ場も無いことは解っていたでしょうに・・・小林君よ。

というワケで連対馬2頭を買っていない大ハズレ馬券。5頭をボックスにした時点で、なんとなく当たらないような気がしましたけどね。

来週は函館2歳。古馬もダメならクラシックもダメ。こんなんで2歳が当たるワケないじゃん。(;_;)

余談ですが、小倉9R。穴っぽく選んだスリーロケットが勝ったまでは良かったのですが、相手がサマーブラウンで馬連1000倍。いい加減になんとかしてよ~。

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