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2004.10.25

京都6Rのファインプレー

菊花賞が行われた日の京都、第6競走。

この日は朝から仕事場の傍らに短波ラジオを点けていたので、せっかくだから1レースの2歳未勝利競走から、たった1点だけの馬連馬券を買って楽しんでいたのでした。

穴馬券あり、鉄板馬券あり、いずれも連対馬の片方は買っているのですが、的中には至らず。8番人気の馬を捕まえていながら、1番人気を見捨てていてハズレとか、なかなかうまくいかないものです。

とりわけ京都の平場における小牧騎手の手腕は特筆もので、厩舎も諦めムードだった馬で大外を一気に追い込んで2着してみたり、ズブさが出てきた古馬をいきなり逃がせてみたりという思い切った騎乗で結果を出しています。

騎手はみな、それぞれのレースで真剣に乗っているでしょうから、やはりライバルの出方やレース運び、流れを読みながらハロン棒を通過していくのでしょう。そんな中で奇策を講じるには、まずもって馬を操る騎乗術が長けていて、しかも誰よりも先着できる僅かの可能性を予測できなければ無意味。刻一刻と変化する戦況を読みとって、瞬時に分析し、手綱を操る。

かの武豊には無い、修羅場での刹那的な競馬センスを、小牧騎手には感じます。菊花賞を制した岩田騎手にも、一脈通じるところがあるように思えます。がんばれ地方交流騎手!

さて、この日のファインプレーは、実は小牧騎手の事ではなく、ゲートで仕事をする係員さんでした。

6レースはサラ系 3歳 500万円下クラスの平場競走。ダート1400m混合、14頭立てというレースでした。

気性難のせいか、さっぱり勝てないマチカネミセバヤナ号は、この日の最低人気。最内枠の1番ゲートに入る際、なんと鞍上の熊沢騎手を振り落とし、鞍が後ろへずれてしまった果てに、ゲートをくぐってしまいました。あわや放馬。

外れた鞍はともの辺りへ巻き付いていたらしく、激しく尻っ跳ねをして走りだそうとする同馬を、後ろにいた係員さんが咄嗟に捕まえました。誘導紐に飛びついた係員さんは、当然ですが馬に強く引っ張られ、ぶっ倒れたのでしたが、もしも捕まえ損なっていたら、鞍ズレをしたままのマチカネミセバヤナ号はもんどり打って大怪我をしていたかも知れません。

クラシックでスポットライトを浴びる馬がいる側で、名もない条件馬のささやかな未来を救った、とある係員さんの偉大なるファインプレー。競馬は馬と騎手だけがやっているんじゃないんだという事が、よ~く解った一幕でした。

怪我が無くて良かったね、マチカネミセバヤナ号。

外枠発走になった彼は、ま、14頭中、大差の14着でしたが・・・。

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