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2004.10.08

スズカの毎日王冠

金鯱賞のブッチギリを目の当たりにして、こんなにも速くて強くて美しい馬がいたのか、と俄には信じられない思いがしました。中京の2000mを1578で駆け抜け、2着したミッドナイトベッドに付けた着差は2秒近くの大差。3コーナー付近から見た光景は、それまでの競馬とは異質なものにさえ思えました。

この馬は速い。

だれの目にも、そう印象づけた金鯱賞を勝ち、天皇賞(秋)の盾を獲るため、サイレンススズカは毎日王冠へ駒を進めました。

彼が出走すると知って各陣営は及び腰になったのか、9頭立てという少ない頭数で争うことになった毎日王冠では、しかし、後に黄金の脚と呼ばれた異次元の速力に堂々と戦いを挑んだ、時代を代表する2騎の3歳馬がありました。

天皇賞への出走権を持たない2騎が、毎日王冠で勝ち負けを試みたとも云われていましたっけ。

それは怪物と言わしめたグラスワンダー。そして、凱旋門賞2着に輝いたエルコンドルパサー。

レースは、周知の通りに逃げるサイレンススズカを負かしに行った休養明けのグラスワンダーに続き、直線で迫った稀代の名馬エルコンドルパサーが印象的でしたが、だれもサイレンススズカの前を走る事はついぞありませんでした。

2着したエルコンドルパサーの鞍上、蝦名騎手は後のジャパンカップを勝って云ったそうです。本当に強いのはこの馬じゃない・・・。

そしてサイレンススズカは、あの宿命的な天皇賞(秋)のゲートが開いた──

大好きだったサイレンススズカの事を思い出すとき、いえ天皇賞(秋)を控えた毎日王冠の季節がやってくると、いつもちょっとセンチメンタルな気分になってしまいます。商業動物である競走馬が一頭いなくなっても、毎年、番組は連綿と開催され、時代の名馬を育み、立て役者が誕生していく競馬。

馬券が当たらない事には大したことも云えない競馬ファンだけれど、やっぱり応援馬券を買ってしまう事もあるのです。

今年の毎日王冠は、誰が勝つのでしょうかね。府中巧者テレグノシス、きっちり結果を出したいゼンノロブロイ、今期一番のデキで追い切ったヴィータローザ、昨年の覇者バランスオブゲーム、左周りのマイネルアムンゼン、サイレンススズカと同じく逃げるローエングリン。

今夜、予想してみます。

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明日は秋の天皇賞です。 確か天皇さんが来るんですよね。 あのおだやかなそうな感じの人が ”させ、させっ”とかいってたらおもしろいな。 ありえない... [Read More]

Tracked on 2004.10.31 at 03:11 AM

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