完敗惨敗JC
先週のデュランダルは、出遅れたラクティの破滅的な追い上げでやたらと強く見えましたが、今日のゼンノロブロイの強さと云ったらどうですか。おおかたの予想通りマグナーテンが逃げ、コスモバルクらが好位を追走し、当のゼンノは中団馬群の中。後方にもお約束通り、ハーツクライが控えての典型的なミドルペース。
600メートル標識を過ぎた勝負処で各馬が動きました。一杯になったマグナーテンを後目に、バルクら先行集団が抜け出しを図り、直線へ。ペリエの合図を受けたゼンノは、たった一頭だけ力が違うと云わんばかりに一気に先頭へ。残り300メートルで、もう1着は確定したようなレースでした。
後方からデルタブルースが追い込んだものの、一旦はポリシーメイカーに抜かれたバルクはラストゴール前で差し返す大した勝負根性を見せ、見事に2着を確保。やはり今年のルメールは、実に巧妙な騎乗術を見せます。
結果的に強い前が残りかけたレース展開で完勝したゼンノの勝ちっぷりが、あまりにも鮮やか。この馬は、こんなに強かったかと思わせるJCでした。府中を知り尽くしたペリエによるところは少なくありませんが、完全に馬の強さを見誤った馬券は、まったくの完敗惨敗という有様なのでありました。
ときに、◎を付けたパワーズコートは、見せ場もなく10着。○のウォーサンは哀れ15着。いったいどこで夢を見ていたのやら・・・。
最後尾を走るハーツクライの前にいたパワーズコートでしたが、向こう正面で上がっていったところでおしまい。ウォーサンに至っては、ゼンノが進出を開始した時点で後退するような始末。逃げて潰れたマグナーテンより3馬身も後に入線したなんて、もう競馬になっていません。それが○というワケで、もう馬券にもなっていません。
穴として×を打ったフェニックスリーチは、伸びもせず、止まりもせず、ただ流れ込んだだけの競馬でした。
やっぱり招待馬を過信するのは危ないのですかね。JCDも然り。
G1初優勝のタイムパラドックスは大金星でしたが、負かした相手が自厩舎のアドマイヤドンというのも因縁めいた出来事です。
下馬評通りに○としたトータルインパクトは、2着から測っても5馬身差の4着。これもまた完敗。ついでに馬券も完敗。
まあ、これと思って勝負にいったJCなので悔いはありませんが、推した馬が軒並み二桁というのも哀れな惨敗馬券ではあります。
さて、来週からまた出直すとしますかね。は~~~~、、、。
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