阪神はいいねえ
阪急杯といったら、いまでは高松宮を目指すスプリンターが集結する電撃レース。かつてはブロードアピールやマサラッキなども連対した伝統の一戦です。斤量の微妙な変化で最期の一伸びに影響を及ぼす6ハロンだけに、かつてのハンデキャップ競走から別定になり、少し様子も変わってきました。
さて、近年の短距離戦線を見ると、王者デュランダルこそ図抜けた強さを持っているものの、鍔迫り合いでせめぎ合うライバルが不在。サニングデールかシーイズトウショウかという感じですが、ちょっと力差があるよう。ギャラントアロー以下は、あきらかな第二グループに思えます。
だからスプリントGIの前哨戦では、とんでもない人気薄の馬が大穴をあけるような、もう手の着けようもない始末。
そんな中にあって今年の阪急杯で健在な強さがアピールしたカルストンライトオーは、頼もしい限りでした。59キロを背負って快速を飛ばし、最期は四位君のキーンランドスワンに差されたものの、調教の様子とカンカンを考えれば負けて強しの内容。本番に向けて良いステップレースでした。
やはり強い逃げ馬は、清々しいっすね。
ギャラントアロー、カリプソパンチらは、やはりGI馬相手に一格下。毎度人気のアドマイヤマックスは、どうしたって1200メートルのスペシャリストを敵に回しては、あれが精一杯でしょう。
ムラ駆けを呈するキーンランドスワンも、今回な流れに乗って底力を見せました。これが安定しない事には、なかなかタイトルホルダーには遠いのかも知れません。
注目していたのは、故障から立ち直ったウインクリューガー。休み明けのプラス10キロが、もう少し仕上がっていたら、あわやという好走。もう少し追いかけてみたい6ハロンです。
王者デュランダルの高松宮回避がもたらされた本番で、残る注目馬は、シルクロードで58キロを背負って完勝したプレシャスカフェ。この馬は強そうですね。
というワケで得意の1200重賞は、カルストンライトオー流しで68倍をゲット。久々の美酒に酔いしれた昨夜でした。
え、中山ですか?
バランスオブゲームを疑っていたのですが、連軸に据えたエアシェイディがあの様では馬券が足りませんでした。カンパニー絡みの馬券も持っていたのですがねえ。無念。
ついでに阪神2日目の1Rでは、若手騎手限定の馬柱を見て、上野君が良く見えたのです。相手は人気でも柴原君と思ったら、その1点で的中。いえ、馬券を買っていなかったので悔しい思いをして、続く5Rの新馬で、再び(今度こそ)1点買い。まんまと25倍をせしめて上機嫌な阪神の今開催なのでした。うしし。
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