中京終幕
今年の高松宮記念は、どうにも難しかった。
今開催の中京競馬は初日から買い続けているので、各馬場条件の傾向というか、出走馬をみれば有る程度、展開の予想が出来たものでした。だからダートでも芝でも、差し馬を軸にするか、逃げ馬を探すか、そんな感じで馬券はよく当たりました。
「ダ1000m」とにかく出足の良い馬。一完歩の速い馬は、ほとんど粘りきります。
「ダ1700m」依然として前有利も、展開によっては差し届くこと多し。力さえあれば捲り加減の強引な競馬で間に合う。
「芝1200m」強い逃げ馬は連下に残ります。相対に差しと好位。
「芝1800m」小回りで速い流れになるせいか、前は不利。差し、追い込みが台頭。
「芝2000m」1800mに比べてゆったり流れるせいか、前有利。とにかく強い逃げ馬が軸。ただし仮柵を設けた後半は、逃げ切れない様子。
こんな風な馬場と傾向でした。
が、高松宮に関しては、こうした展開の予想というか、イメージが湧いてこない。ライトオの俊足がレースを引っ張り、すぐ後ろの先行馬とレコード決着にでもなるかと思っていたら、さにあらず。Racing Blog 2005でも書かれてる通り、意外と力のいる芝だったのでしょうね。
それにしても武君の手腕には、いつもながら恐れ入ります。あのアドマイヤマックスの一瞬しか使えない末脚を知っていて、中段でギリギリまで溜める──しかも馬の集中力を損なわないよう流れに乗せていく騎乗術は、ほかの誰にも真似が出来ない芸当です。
それに応えるように最後の1ハロン、いや100メートルくらいですかね。まさに「突き抜ける」という表現がピッタリの一瞬の出来事でした。
プレシャスカフェを内に入れてグズグズしていた蝦名騎手は、最後の最後で伸び悩み、キーンランドスワンに差されて3着。これまでの4連勝が、少々捲り気味なレースで結果を出していたところを見ると、今回は初のG1で大事にいきすぎたのでしょうかねえ。自在な脚を持つ馬だけに、ちょっと残念な3着でしたね。
というワケで、まるっきり外れた高松宮記念。
一方でマーチSは、久々の6頭ボックスという投網式の馬券で的中。こっちのが配当が良かったもんね。(笑)
クーリンガーはしかし、今回のような流れになるとしぶとく強いですね。平安Sで2着したときと同じようなレースでした。
それよりも何よりも、今開催の中京では、ちょっとした誤算がありました。
7日目の6Rを予想して、朝イチのI-PATで馬券を買ったのですが、5Rの発走時刻になってふと気づくと、なんと6Rの予想で5Rを買っていたのでした。阿々、買い間違い。南無三とばかりにヤケクソでたんぱラジオを聞いていると、なんと間違えた馬券が的中。しかも馬連420倍の高配当。はっは、こりゃ笑いが止まりません。
以前、馬番を間違えて買って、当たっていたはずの万馬券を取り逃がした京都のレースがあったり、年間に1000レースも購入しているといろんな事があるのですが、こんな誤算は生涯に一度あるなし。いや、ありがたい事です。これで今年のこれまでの収支はプラスに転じました。
昨年の中京では、手に負えないほど負けましたが、今年は万馬券3つを含む善戦で、実に心地好い8日間を楽しませてもらいました。来週は福島競馬の開幕。昨年の福島は散々でしたが、この流れなら──。がんばります。(笑)
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