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2005.04.18

ディープインパクト

またぞろ当たらないクラシック。いや、それどころか特別競走も平場レースも、な~にも当てられないなんて、もう我ながら呆れてしまう数週間でした。淀屋橋ステークスの10万円馬連をしくじったのが、何よりも悔やまれる大失態。ちょっと闘争心が萎えてしまったこの頃。

それにしても、評判通りの、いや下馬評を遙かに上回る強さでした、ディープインパクト。たぶん、多くのライターさんが書かれているように、転倒寸前の出負けを喫して、あの着差。すんなり中段に付けていたら、いったいどれほどの着差が開いた事か。

ちょっと前に、クロフネという名の怪童がいました。砂上、武蔵野Sで10馬身をブッ千切った、とてつもなく強い馬でした。

ディープインパクトの強さは少し異種なものだけれど、出走馬中で最先着するべき自分の役割を理解しているかのような勝ち方。あのゲートで慌てた武君でしたが、まるで最初から捲りを考えていたがごとき、しかも甚だしい大外を回しての結果です。圧巻!

彼のような強い馬を見ると、無事な競走馬生活を送ってほしいと願ってやみません。メニーアワードは今年9歳。無事是名馬也。

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2005.04.10

妄想馬券【桜花賞】

牝馬の一冠、桜花賞はラインクラフトへ。売り出し中の福永騎手は、フェブラリーSに続くG1レース2勝目。素晴らしい!

今年の3歳牝馬は、トライアル競走の勝ち馬が、その都度に入れ替わる拮抗した力関係に見えました。たとえば桜花賞常連組のチューリップ賞は、上位2番人気の馬が負け、3番人気のエイシンテンダーが勝ちました。

一方で1400メートルのフィリーズレビューを勝ったラインクラフトが上昇気流に乗って本番を制したのですが、相手がシーザリオ。昨年に続いて関東圏で開催されるフラワーC組です。

昨年の暮れから安定した強さで順調なローテーションで来たのは、ラインクラフトだけ。相手は何が来るやら....こうなると予想は、あらぬ方向へ。

クィーンCから虎視眈々と桜を狙いに来たショウナンパントル、あるいは牡馬に揉まれてきたライラプス。いや本番を控えて武豊を配したエアメサイア、敢えてアネモネSから始動したアンブロワーズ、と予想は逡巡。中でも穴っぽいのはショウナンで、相手は桜花賞男、武くんが勝ってダブル豊で決まる──なんて、もう滅茶苦茶な妄想馬券。

結果的に、手合わせをしていない伏兵、シーザリオが速い流れを味方につけて吉田稔の鮮やかな追い込みでクビ差2着を確保。この馬だけは、前走から強さを量ることが出来なかったので、馬券を持っていません。

ところで競馬ブック本誌は、シーザリオに◎、ラインクラフトに○ですから、天晴れ。いや恐れ入りました。

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2005.04.09

マイネルハーティ

いや、お見事。マイネルハーティの末脚は、ここなら充分に通用するのですね。参りました。

おまけに2着したイヤダイヤダのすぐ後ろで差を詰めたインプレッションでしたが、うーむ、仕掛け処の微妙な違いか、届かず3着。あの位置取りなら、もう少し切れがあったらと悔やまれるインプレッションでした。思えばアーリントンでセイウンニムカウにやられたのも、そんなジリ脚が災いしたのかも知れません。

好位に取り付いたイヤダイヤダは、渋太く連下を確保。柴田騎手は、こんな競馬が得意です。

さて、明日の桜花賞。

予定通りの組み合わせに、アンブロワーズを足しておきます。(笑)

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NZT直前馬券

これは、ちょっと勝負してみます。このレースで勝ちに来るのは、ディープサマー、マイネルハーティ、セイウンニムカウ、そしてインプレッションの4頭。あとは半信半疑でNHKマイルを睨んだ馬(根拠ですか?...前走から見た直感です(^^;)。

中でも、クリスタルC組みには要注意のようですが、あの速い流れので好走した馬は、如何にもスプリント向き。マイルに合うのは、インプレッションとセイウンニムカウ。依然として前有利の中山なら、マイネルハーティが差し届かずと予想し、◎はインプレッション。単までありそう。

対抗に、気性難でも力のあるセイウンニムカウ。▲は無く、連下にはマイルの流れに乗って来るチアフルワールド、穴で距離延長のクリスタル負け組みセレスエンブレム。

馬単でも面白いですねえ。

桜花賞は、枠番を確認してちょっと変更。

エアメサイアを1着軸に、エイシンテンダーとデアリングハートを2着に据えて、3着に後方一気のアドマイヤメガミ、なんていう三連単フォーメーションを買います。当たったらラッキー。(笑)

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2005.04.08

桜花賞予想

オリエントチャームが登録できなかったので、◎はラインクラフトでいきます。相手はアドマイヤメガミと思ったのですが、トライアルでいきなり2着して、なんとなく穴人気。アンブロワーズなんかも面白いですねえ。

というワケで、控えめな予想デシタ。

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2005.04.06

唐突に週末予想

いよいよ週末は牝馬の大一番。もう、こんな時期になってしまったのですねえ。今年は桜も満開の中で行われる桜花賞ですから、若い牝馬たちの姿も、勝負に花を添えてもらったようで喜んでいたりしますかね。(笑)

一年を通して重賞の馬券を買ってみると、何故か3歳限定競走の馬券だけは、ほとんどハズレ。いろいろな予想の手段があるのですが、過去データを元に予想をすると、やはり若い3歳だけあって、不測の事態に翻弄されている感じがします。要するに苦手なレース。

それでも、あまり遠い事は言っていないようなので、今年も桜花賞の連軸候補を挙げてみます。

チューリップ賞で後方から差してきた馬を狙え。というワケで、如何にも本番の舞台で有力視される強そうな馬の末脚を測ったような、オリエントチャーム。

NHKマイルを睨んだNZトロフィーは、クラシック路線から一転、マイル路線に目標を切り替えたように思えるインプレッション。

なんちゃって、これシンクタンク競馬ネットに書いてあった記事を元に、ちょっと予想してみたのでした。当たったらスゲエや。(笑)

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2005.04.05

ばんえい新馬の悲哀

珍しくアサヒコムに競馬の話題がありました。きれいな写真が掲載された記事は、桜花賞に関するものではなく、北海道ばんえい競馬の新馬適正テストを伝える、一見すると長閑なもの。

ああ、もうそんな季節なんだな。そう感じながら読み進めていると巻末に、テストで適正を欠いた馬は、食肉になる事も、なんていう文があって、ドッキリ。

●アサヒコム 検査も過酷、ばんえい競馬 落ちれば「馬肉」の運命も

競走馬は商業動物と言われます。馬主さんにして思えば、稼げない馬は養う価値無く、ときには食用に処分する事もあるとか。現実はそうでも、馬主さんとて動物が嫌いなワケではないでしょうから、そう簡単に割り切れない気持ちがあると思いたいところです。それでも──。

曖昧な記憶で定かではありませんが、なにかの本を読んだとき、キョウエイボーガンの事を書き下ろされた一文があったのを思い出しました。

ミホノブルボンの三冠達成を阻んだ悪役としてボロクソに言われた当時のボーガンが、競走馬として如何なる馬だったか。その宿命的な生き様を書き下ろされた文節。母馬インターマドンナの突然の死を乗り越え、懸命に駆るボーガンの悲しく、かつ幸運な末路に、感動を覚えました。

脚部不安で競走馬としての未来を失うことになったキョウエイボーガンが、ひっそりと登録を抹消された当時。一人の普通に暮らされる主婦の方がボーガンの足跡を辿っていったところ、近畿地方のとある食肉馬が集められる中継施設に繋養されている事を知って尋ね、無謀にもその場で馬を買い取って帰られた、と。その後、キョウイボーガン号は、土佐黒潮牧場に移され、その主婦の方が月々に稼がれたお金でカイバを手配された。

たしか、そんな逸話しでした。違っていたらごめんなさい。

重賞勝ち2鞍を持っている馬でも、競走馬としていけなくなったら、こんな運命を辿る事もあると知り、ちょっと悲しくなってしまったのを忘れません。いまキョウエイボーガン号は、明けて17歳になり東京ホースビレッジに繋養されているそうです。

引退した競走馬の余生は、インターネットでも様々な物議を醸しているようです。一介のサラブレッドファンとしては、どんな馬であれ、余生を安らかに過ごせるようになって欲しいと願ってやみません。商業動物という呼び名は、ちょっと痛くて辛抱できないなぁ。

ところでサクラエキスパートが登録抹消したとき、乗馬などでなく、使役馬と書かれていました。愛知杯を勝った牡馬が農耕機具を引っ張る姿って凄いかも。2000メートルの畑を2.00.6のクビ差で駆け抜ける?!(失礼しました)

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2005.04.04

高齢馬の競馬

ちょっと前の函館記念で、グロリーシャルマンという高齢の牝馬が2着して馬券を沸かせたことがありました。中央入りしたときがすでに7歳という彼女のケースは別にして、ダイワテキサスが01年の金鯱賞で2着したのが、実に9歳のとき。この競走があったとき、本当に連対したダイワテキサスの底力に感心したものでした。

馬の年齢を人に例えると、おおよそ4倍といいます。ダイワテキサスが9歳で重賞に連対したのは、人で云う36歳のとき。しかも並み居る若い馬を抑えて2番人気での着ですから、やはり大したもの。

こんなケースはちょっと珍しい事で、競走馬は明け5歳で充実期を迎えるのだそうですね。今の年齢表記でいう4歳。世代の相対的な強弱はあっても、やはり明けた4歳と5歳が強いようですね。先日のダービー卿でも、皐月賞馬ダイワメジャーが制し、活きの良い4歳をアピールしました。

いつかのRacing Blog 2005でも書いていらしたように、レース毎に見ていくと、中には勝ち馬がすべて5歳、6歳だったりして、「ガンバレ>4歳!」と活を入れたくなる週もありますね。

さて、そうした馬齢によるレースの結果ですが、7歳馬(昔でいう8歳馬)の活躍は、どうやら冬場だけの出来事のように思えます。

冬の間に休養している若い有力馬がある時期は、順調に使ってきた暮れの6歳馬が、年を越して7歳と呼ばれ、高松宮記念が開催される頃までは、結構な成績を残すけれども、桜花賞の声を聞くようになる頃には、やはり出番が著しく減ってしまう。重賞だけでなく、古馬混合の平場競走でも、それは同じ傾向なのですねえ。

ちょっと振り返って調べてみました。先週の三会場で開催された500万円下以上の古馬混合競走において、連対できた7歳馬は、1番人気に推されたサンライズペガサスと、2番人気に推されたアタゴバクシンの2頭だけ。3着に頑張った馬はあっても、必ず2頭以上の若い馬に連対を阻まれるといった様です。

いきおい、穴っぽい馬を探しては楽しむ条件馬の競馬ですが、来週以後は、人気薄の7歳馬は敬遠してみます。使い込んでいない7歳は、どうするか・・・うーむ、馬券を組み立てるのは、やはり難しいものではあります。

先週の重賞ですか?

ああ、うう、馬連1点で当てていたものを、わざわざアドマイヤグルーヴにしてハズレ。ダービー卿はチアズメッセージを捕まえていたのに、ハンデ頭のダイワメジャーを見切ってハズレ。いずれも一旦は手中に入れた当たり馬券を、妙な勘ぐりで捨ててしまったような日曜日でした。

ダービー卿では、有力処に見えたミッドタウンに若手の津村君が、旧・東風Sに相当する岡部幸記念2着から来たフジザイレンスに五十嵐君が騎乗。ハンデ戦で、減量の恩恵が無い彼らには、やはりちょっと荷が重かったかも知れませんね。

津村君を始め、松岡君、田辺君、川田君らの若手騎手は、近年、めきめき腕を上げてきた印象があります。勝負のかけひきは甘くないと思いますが、そう遠くない将来、重賞鞍も獲れるのではないかな。頑張ってください。

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2005.04.02

福島開催したけど

中央競馬には昔から、東西の大きな括りというか両派があります。拠点とするトレーニングセンターを指して、関西一族の栗東、かたや関東の精鋭が集う南北の美浦。

その昔は東高西低という構図があって、何かにつけて関東馬や関東圏の競馬場を主格に、関西がそれを追随するというもの。しかし近年では逆転し、関西が競馬をリードするようになったと何かで読んで知りました。なるほど。

山口県で馬券を買っているせいか、やはり馴染み深いのは関西圏の競馬場。関東と聞くと、ちょっと一目を置いて考える習性が、たしかにあります。各地で開催されている競馬も然り。京都、阪神、小倉、中京は得意なのですが、東京、中山、福島、新潟は、どうも他人様のお宅へお邪魔する感覚が拭えません。

かくて馬券も惨憺たるモノ。

愛読紙である競馬ブックも、関西と関東では、その編集内容というかコメントや予想印の付け方も、微妙なニュアンスが異なります。

なにしろ在宅馬券なので、新聞を頼りに予想するしか手段がなく、関西版ブックの隅々を読んで馬券を選ぶものだから、その書き方が違うと、ほとんど馬券は当たらなくなってしまうのですねえ。ま、早い話がヘタクソ極まる予想しかできなくなるというワケです。

今年はきっちり巻き返したローカル開催なので、昨年まで苦手としてきた福島の新聞を買ってみたら(いえ、関西圏で関東ブックを販売するようになったのは、つい最近の事なのですよ!)、案の定、ほとんどハズレ。もうどこを見て予想すれば良いかさえわからぬ五里霧中に迷い込んでしまいました。

というワケで明日は阪神に戻ります。

大阪杯。「普通にまわってくれば勝てる!」と云ったのは、サンライズペガサスの陣営でしたっけねえ。相手はハーツクライで良いように思います。

一方で難解を極めるダービー卿は、ミッドタウン、トレジャー、シルキーラグーン、マイネルソロモン、フジサイレンスのボックスで、嵌れば高配当。(笑)

なんたちゃって予想デシタ。

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